どんな日々を送っていらっしゃるでしょうか?

 

嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、悲しいこと。

様々なことを感じその日その時を過ごしていると思います。

 

それらの感情は必ずと言っていいほど、外からの刺激を受けて沸き起こってくるはずです。

 

 

自分が望まない感情が沸き起こると、その原因をストレスだと思い、それを排除しようと思い込みさらにストレスを感じます。

 

ストレスを感じること自体は悪いものではありません。

それは筋肉が発達するときは負荷を必要とするように、精神が発達するときはストレスが必要だからです。

 

僕は長いことハワイに住んでいますが、みなさんがハワイ旅行をするときの様なワクワクする感覚はありません。

 

このワクワク感も実はストレスの一種なのです。

 



 

僕の近所に冬の期間を、ヨーロッパから寒さを避けて来る熟年夫婦がいます。人柄はとてもよくフレンドリーでいい人たちです。

彼らがその家を買ってから3年になりますが、先月初めて喧嘩をしてしまいました。

 

そういう生活ができるということは、そこそこお金持ちなのだと思います。

そして自分たちが望む理想の生活を営むことがステータスなのだと思います。

これがローカル(当たり前に暮らす)とツアーリスト(ワクワクするイベントを望む)の根本的な違いで、彼らはその中間層にあります。

 

きっかけは些細なことですが、こちらとしては積もり積もったストレスを迂闊にも発散してしまったのです。

そうならないように気を付けてメッセージや贈り物をしてきたつもりでしたが・・・

 

まあ結論は僕が謝って丸く収まったので、事はわだかまりなく上手く流れ、春になったので彼らはまたヨーロッパへ帰ってゆきました。

 

めでたしめでたし!

 




ストレスは完璧に避けるものではなく、かといって我慢してため込むものでもなく、適当に発散して、その後処理をきちんとするものだと思いました。

 

日本の子供たちにこのことを伝えたいと思います。英語を話せるように子供を教育したがる大人たちを多く見かけますが、日本語を流暢に話し日本に住んでも、ストレスをたくさん抱え、たくさんの壁にぶつかるように、英語を話して世界へ目を向ければ、そのストレスは際限なく広がります。

 

大切な事はストレス・マネージメント体験をたくさん積むことで、世界には自分とは異なる多くの価値観があり、自分を殺さず相手と上手く渡り合う「人間術」を磨くということです。




 

神掛った奇跡を信じ、頭隠して尻隠さずではなく、しっかりと自分の足で立ち、自分の目でしっかりと判断し、世界中の方たちが真似したくなるような生活習慣を日々工夫しながら実践することが、日本の未来を明るく照らすように思います。