フクロウのいる家 -2ページ目

猛禽を飼って思うこと

安岐(2014.09.21撮影)

餌を抜いたりする極端な体重調整など鳥の負担になるような方法を取らずに、日頃からの習慣付けや信頼関係を深めるような付き合い方、生き物として尊ばれ本当の意味で愛されている鳥は見た目にも美しく、余裕とか安心感とか優雅さとか時には愛嬌たっぷりな、それでいて威厳のある姿を見せつけてくれる。


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ハリスホークのフリーフライトを目指して2014・・・その3/3

幸村(2014.09.21撮影)

フリーフライトで呼び寄せる際に餌がハリスから見えなくても餌合子の音で戻ってくる(ハリスが自分の方を向いていればグローブを装着した腕を水平に構えれば、それだけで戻ってくる)。戻りが悪い時は餌をチラッと見せると反応する。それでも戻らない時は大きな餌を見せるとテンションが上がり即座に戻ってくる。それでもダメな場合は更に大きなルアーで呼び寄せる。このように呼び寄せる方法を幾つか段階的に持っていれば、お泊りやロストの可能性が小さくなる。その為の音との関連付けでありピースミートなのだ。

ただこれは私のやり方であって、他にも良い方法があるかもしれない。


安岐(2014.09.21撮影)

要は餌を抜いて飢餓状態にしなくてもフリーフライトする時がハリスの食事タイムとすれば良いだけ。何故かここの部分を勘違いしている人が少なくない事を、あるきっかけで知ったので敢えてここに書き残しておく。フライト時に与えてる餌がメインの食事であってオヤツではない。それを習慣づけるのが日々の目標でもある。


安岐(2014.09.21撮影)

関連付けに絡めてもう一つポイント。散歩中の餌は気分次第でどこでも与えるのではなく、初期の頃は特に静かでハリスが落ち着けるような場所を選び、毎回同じ場所で与える(可能な限り同じ場所と同じ時間で)。神経質な個体であっても、その場に来れば食事という習慣になれば、より食べることに集中してくれるだろう。


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ハリスホークのフリーフライトを目指して2014・・・その2/3

安岐@富士山にて

そして大切なポイントがもう一つ有る。ハリスの食事を散歩中にする事。食事中は多くの隙が出来るから、出来るだけ安全な場所で食べたいとハリスは本能的に思ってる。だから家で食べることに慣れているハリスは、外では餌を前にしても目に入らない、最初はね。食べてくれるなら散歩の効果が出ている証。


幸村(ハリスホーク♂)

ボウパーチにつないで飼っているなら、ボウパーチがハリスの家。飛ばすための行動を開始したら、それからは極力ハリスの家や餌場では与えず給餌は屋外で。出来るだけ物静かでハリスの警戒が薄れるような場所を選んで給餌。なかなか食べてくれないとしたら、それは散歩が不足している証。


安岐@富士山にて

外での食事は出来るだけ2cm前後に細かくしたピースミートで。餌合子で与えても良いしピンセットでも。いずれも与える前に餌合子を鳴らしたり、笛を鳴らしてから与える。音と食事(嬉しいこと、良いこと、楽しいこと)を関連付けるのだ。ハリスは賢いから理解するまでに時間はかからない筈。


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