自伝や自伝的な小説が昔から好きだった。大学生の他愛もないことで喜んだりしたり悲しんだりする学生生活の話や社会人になったばかりで学生気分から意識を切替していく成長過程が楽しい。

 この「ラジオな日々」(藤井青銅)も社会人になりたての頃からラジオドラマの脚本を作成していく過程が社会人への意識への変化が読み取れて面白かった。

 

 自分の学生時代に聞いていたNHK-FMの「青春アドベンチャー」というラジオドラマに名前が出てきたので憶えていた。本屋の文庫本コーナーにあったのだけれども背表紙の著者名を見て記憶が掘り起こされた。そういった意味だとジャケット買いに近いのかもしれない。

 本を読んだあとにネットで調べてみると今まで結構本を出版していた。昔から本屋に結構行っていたのに気づかなかったが、今回目に止まったのは自伝的なものに惹かれたと思われる。

 

 青春アドベンチャーは中学、高校生くらいに聞いていた。NHKの平日21:00からミュージックスクエアを聞いて、その後22:45から流れていて毎日1話ずつ、月~金の平日1週間、または2週間位の単位でドラマやっていた。これも調べてみたら今でもやっていたことに驚いた。

 

 この本に出てくる人たちも実名で出てきているが魅力的な人物ばかりだった。特にドン上野は一度仕事をしてみたい。

 

 最後に読み終わった人へは「ワセダ三畳青春期 高野秀行」をおすすめしたい。どちらかと言うと学生時代に近いかもしれないが、バカバカしい話を楽しむことができる。