たこです。

最近一か月経つのが早いです。

このあいだ病院へ行ったと思たらまた行かなあかん。

全く楽しみにしてないので、あっという間に診察日や。

 

6月10日、朝から本格的な雨模様。

 

病院の待合所

たこは雨降りは嫌いやないけど、傘が嫌なんや。

傘をさしても、ズボンの裾は濡れるし、何よりも雨が止んだら傘は単なるお荷物でしかない。

そのお陰でどんだけ傘を置き忘れたことか。

たこの生涯の買い物の多さベスト10に、ビニール傘入るんとちゃうやろか?

だいたい万博かて、人間洗濯機なんかどうでもええから、新しい技術で、雨の中を歩いても濡れへん装置を開発して欲しいわ!

 

(たこさん、万博に八つ当たりしてもしゃあないで。

まあたこさんの場合、駅前のコンビニでビニール傘買うて、電車に乗ったはええけど、降りるときに置き忘れたことが結構あるもんな。新品の傘やのに勿体ない)

 

ほっといてください。

そうそう、置き忘れで思い出したけど、病院でちょっとした出来事があったんや。

たこが診察室の前で順番を待っていると、向こうからおじいさんが歩いてきた。

キョロキョロと辺りを見回しながら、ゆっくりとたこの傍まで来るとこう話しかけた。

「あのぉ、すみません、忘れ物はここでしょうか?」

 

どうやら何か忘れ物をした様子。

もしかして傘でも忘れたのかな、と思い周囲を探してみたがそれらしきものは見当たらない。

 

「何にも無いようですけど、何を忘れはったんです?」

と返事はしてみたが、

おじいさんは「そうでっか、すんません」と言うなり来た方向へとぼとぼと引き返した。

 

なんかちぐはぐな会話になったなあと思いつつも、たこはそのまま診察の順番を待っていた。

しばらくすると「○○番の方、○○診へお入り下さい」という声がスピーカーから流れた。

たこの番や!

たこは抗がん剤の副作用で血圧がかなり上昇している。

なので、同じ病院の高血圧外来も受診してるんや。

たこが立ち上がって、診察室に入ろうとしたときや。

ふと隣の科の案内モニターが目に入った。

「もの忘れ」?

「高血圧外来」の隣の診療室は「もの忘れ外来」なんや。

そのときたこはピンときたで!

さっきのじいちゃん、「もの忘れ外来」に来たかったんや。

そやけど、「もの忘れ」を「忘れ物」と言い間違えたために、変な会話になってしもたんや!

最初から知ってたら、ちゃんと「ここやで」て答えられたのに、残念やけど少し笑ろてしもたわ。

 

(そのおじいさんも、「もの忘れ外来」を忘れ物の多いたこさんに聞くとは、余程運がなかったんやなあ)

 

なにを言うですか、運は全然関係ないですよ。

 

その日は、もうおじいさんを見かけることは無かったけど、もの忘れ外来に一人で来ているとも思えんし、無事に診察を終えたことを祈るばかりでした。