さて、前回に続きカートリッジの話です。
たこの使ってるのをもう一つ。
たこはMC型のカートリッジは持っていません。
今回もMM型(正式にはMI型というらしいが、出力が大きいのでMM型の分類で)、
GRADO の Prestige red2 というもの。
このGRADOというメーカーはMC型カートリッジを開発したメーカーらしい。
このカートリッジ、構造も変わっていて、カンチレバーに直接磁石が取り付けてあるのではなく
円盤が取り付けてあって、これが磁界の中を振動して信号を発生させる。
ちようど、エレキギターの弦が振動して音を出すんと似たようなもんかな。
で、肝心の音はというと、これがなかなかええ。
M44-7とは対極にある感じで、繊細で歪感少なくしっとりと音楽を聴かせてくれる。
このウエットな音は、女性ヴォーカルのバラードなんかにはもってこいやと思います。
コンプライアンスもM44-7に比べるとずっと高いので、シェルはオーディオテクニカのMG10(9.9グラム)で使用しています。
ねじ位置の寸法が少し合わないような気もしますが、そこは穴を削ったり、やや強引。
ほんでもこのカートリッジ、使いにくいところもある。
有名な話やけど、ハムを拾いやすいので、機器の配置なんかには凄く気をつかいます。
写真のように、ケースを少しでもシールドしたいので、無理やりGNDに繋いでます。
近くに置く機械類はトロイダルトランスとかを使った、磁気漏れの少ないのがええです。
ともするとターンテーブル内の磁気にも反応するので、たこのターンテーブルは外部からDC電源を供給しています。
あちらを立てればこちらが立たず・・・なかなか完璧なものは無いわ。
いや、まてよ・・・たこは何でも安い方を買う癖があるからかな?
高額なお金出したら満足いくのがあるんやろか。無いやろな・・・
知らんけど・・・