たこはレコードも聴きます。
最近はレコードで音楽を聴くのが少しブームになっているとかで、レコードプレーヤーも新製品が発売されたりしています。
レコードを聴くのはCDよりも面倒な作業をせなあかんし、いろいろと気を使います。
たこも、レコードを聴くときは、何かをしながらではなく「よし聴くぞ!」という気持ちで真剣に聴きます。
で、やっぱり難しいのがカートリッジ選びから、その調整。
ここをクリアしないと、まともに音が鳴ってくれません。
カートリッジには多くの種類があるので迷います。
MC型、MM型、ジャズ向きやクラシック向きなど、大体の傾向はあるのですが、結局自分のシステムで聴いてみないと判断ができません。
ジャズをよく聴くたこが、今主に使ってるのは、シュアーの「M44-7」というやつ。
このカートリッジはレンジは狭いものの、出力が大きくパワーがあります。
ただ、設計が古く、コンプライアンスが低い(針が動きにくい)ので調整が大変です。
サ行の音が歪んだり、不快な音になったりしやすいのです。
ただ、こういったコンプライアンスの低いカートリッジを使いこなすには、ちょっとしたコツがあります。
それは重めのシェルを使って、慣性モーメントをある程度大きくしてやることです。
コンプライアンスの低いカートリッジに軽いシェルを使うと、針がうまく音溝をトレースしてくれません。
たこはオルトフォンの「LH2000」という15.9グラムのシェルを使用しています。
シュアー+オルトフォン・・・変な組み合わせやなあ・・・
カートリッジを買ったときに3グラムほどのウエイトが同梱されていますので、それでテストしてみてもええと思います。
針は「M44E」用の楕円針。針圧は2.8グラムにしています。
あと、アンチスケーティングはゼロで、テンションはかけていません。
たこは基本的にアンチスケーティングは不要だと思ってるので、通常はゼロにしています。
なんであんなん付いてるんやろ?
これで大分聴き心地がよくなりました。
このカートリッジは粗削りな部分はありますが、ライブ感がありなかなか楽しい音です。
次回は「GRADO」のカートリッジのお話でも。
*追記
2022年になってからはマイクロの”MR-411”で使用中。
昔のレコードプレーヤー MR-411 | たこの帰り路 (ameblo.jp)