背中にタンクを背負って始まったScuba システム.....
Cave(洞穴)やWreck(沈船)などのオーバーヘッドな狭い環境に侵入するために
背中に背負わず、脇に抱え、時に外せるようにした
サイドマウント(Sidemout)
が流行り始め、それがリブリーザーにも同様な形で出来上がった
サイドマウント・リブリーザー
が出てはや数年....また使用者があまり少ないニッチな世界ではあるものの、
さまざまなものが出てきて今、振り返ってみる。
KISS Sidekick mCCR
mCCR というニードル・オリフィス酸素定量噴射方式をとる
非常に小型なサイドマウント・リブリーザー
作りもシンプル。モノカウンターラング構成。
バハマのクリスタルケーブに潜っているブライアン・カイコックも使用している。
SF2 Sidemount eCCR
お次は、私が使っている SF2 サイドマウント eCCR
ソレノイドバルブによる酸素供給を行うベーシックなモデル。
モノカウンターラング構成で作りもシンプル。
コントロールユニットは、Sheawater.
このモデルはバックマウントも存在する。
上記イラストは、酸素タンクを逆に設置したスタイルで、先の
Sidekick と同様にユニットマウント方式だと
こんな形になる。
ユニットに酸素タンクをマウントするパーツなどは純正品で出ている。
他、小型のDSVや酸素、希釈ガス追加ボタンのカスタムパーツなども豊富に出ていて
ある意味自由度が高いが、それだけにコンフィグに幅が広いというか、
場合により使いにくいものにも使いやすいものにもなるという両面がある。
モノカンターラング構成でもあるので内部のガスの通気状態は良好だが、
それが故に姿勢次第では、ガスフローの心配も高いのでここも要注意です。
これら(Sidekick, SF2)のサイドマウントリブリーザーは、片側(主に右)にリブリーザーユニットを
酸素、希釈ガス、およびベイルアウトガスなどは別体になるので
左右対称重量構造にするのがテーマになり、場合によっては非常に使いづらくなったり
コンフィグでのその快適性は大分異なることになり、扱いもそれに応じて
複雑化する。逆にいうと、それだけ自由度があるとも言えるわけだが.....
という意味では使いこなすのにそれ相応のスキルが必要な類である。
T-REB
これは、酸素タンクをユニットに内蔵した形を取り、
希釈ガスは別体で繋ぐことになる。
SF2やSidekick よりは外部接続は希釈ガス(兼ベイルアウト)のみ
という意味で大分コンフィグは整理された形になるので、大分スッキリする。
が、ユニットが結果長くなるため、曲がりくねったエリアではつっかかる可能性も出てくる。
内蔵酸素タンクは内蔵であるがゆえにサイズは2L固定。コントロールユニットは専用になる。
Liberty Sidemount eCCR
T-REBが酸素タンク内蔵であるのに加え、こちらは
希釈ガスも内蔵状態(見える状態ではあるが)になっている。
そのため、どちらも2Lサイズ固定。
その代わり外部との接続はなく、一塊にできるのでコンフィグで迷うことは
ほぼない。
一方、巨大で人によってはサイドマウント時に膝を越えるところまで伸びる。
コントロールユニットが酸素センサー2 ✖️ 2 の特殊構造をとっており、
専用コントローラー2機で通信しながら制御を行う。
このモデルもバックマウントが存在。
カウンターラングは、吸気、排気とそれぞれ分かれているベーシックな構造。
その部分もユニット巨大化している要因でもある。
面白いのが、酸素、希釈ガスの追加システムがDSV(マウスピース)部にあり
手元で操作できる、という形態を出している。
なお、このメーカーのDiveSoftさんは他メーカーにも使えるマウスピースを
出しており、私はSF2 SidemoutにDiveSoft社のDSVを使用してたりして重宝している。
Razor Sidemount グループが採用しているサイドマウントリブリーザーでもある。
KISS Sidewinder mCCR
冒頭のイラストにも載せた、
KISS Sidewinder mCCR
純粋なサイドマウント型ではないが、キャニスターをダブルにすることで
これを左右に振り分けたユニット形態をとることから他のリブリーザーと違って
ユニット自体を左右対称にしている点が特徴的。
酸素タンクをどこに設置するか?というテーマはあるが主にヒップにつけるのが
メインのようだ。
元々、KISS Sprits というバックマウント・リブリーザーがキャニスターをダブルにしたことから
構造をそのまま割ってSidewinderを作ったようなもの。
mCCR構成で中身はシンプルで、その素材クオリティは気になるものの、
左右対称性を謳う特徴的な存在として、他にはあまりない。(同型が欧州メーカーで出たようだが構成は全く同じ)
キャニスターはボディに巻いたカウンターラングにくっついているため、
基本的にダイブ中には移動は難しいと思われ、ギリギリのところでは若干突っかかる可能性はありはするという点で
純粋なサイドマウントではないがバックマウントよりは狭いところを攻められるので、その点はかなり評価が高いようです。
ま、センチ単位のぎりぎりを攻めるのであればOCに勝るものはないとは思いますが......
リブリーザーを使うかどうか?というのは現場をどう攻略するかにかかっているので.....
ってところでの蘊蓄でした....






