今までサイドマウントBC としてOCでもCCR(リブリーザー)でも使用してきた

Toddy-Style Sidemount System

なのですが、通常のシングルタンクのダイビングでも使える?との問い合わせが

あったので、試しにシングルタンクアダプターを仕入れ組み立ててみた。

 

 

通常のToddy-Style Sidemount System は

これなのですが、TSのシングルタンクアダプターは以下の2種類

左側はアルミ製、右側はカーボンでちょっと小型。

 

タンクバンドは残念ながら別売り、メーカーからは出てないので

他のメーカーのものを別途購入する必要がある。

3箇所のスリットがあり、一般的なタンクバンドであれば通る。

今回の試着は私が使っているHalcyon製のものを使ってみる。

なお、3スロットあり、2本使ったり、一般的なジャケットBCのように

1本運用とかもできたりする。

 

 

 

とこんな感じ。

 

今まで使ってきたバックフロート型のHalcyon Pioneer

これと比較すると、

 

ウィングの形状が結構異なる。

Halcyonは、満遍なくドーナツ型に対して

TSは上部は細く、下部が太くなっており、水平トリムを取るには

余分な上部を絞った形状になっており、より水平トリムを意識した形状を取る。

ウェイトも内部にビルトインできるのも特徴。かつ上部のみウェイト設置もできる。

左サイド後ろからちょっと撮ってみた。

排気ダンプバルブはHalcyonは内側、TSは外側になっている。

ウィングの膨らみかたに影響された形で

Halcyonはタンクを包むように膨らむのに対し、

TSはダイバー側を包む膨らみかたをするためこの構造になっている。

ダンプバルブは、TSの方が水平時上部に出ているのでガスは若干抜けやすい。

Halcyonはガスが残り少ないと若干残り気味ににはなる。

頭部方向の容量も大きいのがHalcyonではある。

本来ダイバーは肺があるためそこが浮力体になるので水平時のその部位に

対する浮力は不要、と考えているのがTS側。

 

右サイド比較的ウィングの膨らみかたの違い。

 

前から見た感じ。

TSの方が幅があるように見えるが、ダイバーの腰回りを囲う形なので

そう見えるが実際は同容量。

Halcyonはタンク側を包む形になるので後ろから見るとHalcyonの方が

大きく見える、目の錯覚。

 

TSの優位点は、浮力体の形状が必要最小限に留められること、

また、

大型ヒップレールが突起なくついているのでアイテムをたくさんぶら下げられる点、ウェイトをBCビルトインする方法が3方法ある点(この点は別途機会があれば書きます)

 

という感じです。

アダプターを外せば、本来のサイドマウントシステムとしても有用なもので、

Halcyonはウィングを変えることでダブルタンクを意識した形状、

とそれぞれの利点はありますが....

 

ということで、TS(Toddy-Style) Sidemount System のシングルタンク使用

についてでした。

 

シングルでもサイドマウントでも試用可能、要問い合わせ!