DEMAショー情報第一弾!
以前何度かこのブログでも紹介してきた FLEX Sidemount CCR ですが、
DEMAショーの開催時期だからか、ホームページがリニューアルされてきました。
FLEX CCR-Exploration Grade Sidemount Rebreather
現在FLEX2 となっているのは既にFLEX CCR と出てリニューアルされた結果。
で個人的にブリージングホースがまっすぐ出てたのに対して
ちょっと角度が付いてカッコよく(?)なったのと、
オリジナルから無駄を省いてユニットの長さも大分短くなったとHP上で語られている。
SF2 Sidemout eCCRと大きく違うのはカウンターラングの配置。
SF2 がモノ・カウンターラング で構造をシンプルにしたのに対し、
FLEX2 は通常のリブリーザーのように吸気/排気の2つのカウンターラングで
トータル6L を確保する形状をとり、
ブリージングホース
↓
カウンターラング(排)
↓
キャニスター
↓
ヘッドユニット(センサー, ソレノイドorCMFオリフィス)
↓
カウンターラング(呼)
↓
ブリージングホース
の循環をとっている。
そのため、酸素センサーを含むヘッドユニットはユニットの中央に配置、
しかしながらホース接続はヘッド側に渡すようになっている。
カウンターラングは2つの袋があり、ユニット上部側のシェルを外して
取り出すことができるようだ。
FLEX2 mCCR & eCCR, Electronics
FLEX2 は、mCCR と eCCR の2種類が選べるようで、
mCCR は、Fischer Cable接続によるPO2モニターとして
Shearwater Petrel2, 通常のHUD, NERD2 などが2つ接続できるようだ。
eCCRも1つは、DiveCanのデジタル線でShearwater Petrel2 Controller で
ソレノイドを制御、もう一本はアナログ線(Fischer Cable?)でPetrel2, HUD, NERD2
などバックアップをつなげれられるようだ。
DSVに関しては純正では、対称U字型のものと、角度の付いた非対称型の2つに加え、
BOVも出ているようだ。
Liberty Sidemount CCR, T-REB のようなタンクユニット組み込み型のリブリーザーと違い、
希釈ガス/酸素ガスタンクの接続は、SF2 と同様の外部接続で、
どうやら、Swagelok コネクタを使っている模様。
SF2 が酸素のみのMAV なのに対し、こちらは希釈ガス側もMAVが付いている。
なお、キャニスターはラジアルスクラバー標準になっている。
個人的にSF2に比べてカウンターラングの位置が肺に近いことで
姿勢変化によるガスフローがどうなるのかが気になる。
改善されているのであれば、ちょっと試したい機材の一つ。
タンクはすべて外部接続なのでタンクサイズのチョイスは戦略により
自由に選べる一方、ホース接続のコンフィグレーション、配置に関しては
SF2 同様悩ましいところがあるわけだが、
この点は運用次第(ダイバーのスキル次第)というわけで
やり方次第ではピンキリになるであろう事象、なので誰もができる代物では
ないだろう。
メーカー側は、酸素タンクのみユニットに取り付ける方式を出している。
※Afghan も SF2 でそのConfiguration は行っている。
オリジナルデビューから大分経っていて改良もいい方向に進んでいるのでは?
ちょっと気になるサイドマウントリブリーザーです。