こんにちは。
いつも営業日のご案内ばかりで、お便り的なのは久しぶり
ブログ名は「 アフィナージュのフロマージュ便り 」なんですけどね💧
果物を食べる時、タイミングを誤って早すぎたり、遅過ぎたりしてガッカリした事ってありませんか?🍑🍈
チーズも果物と同じように、食べ頃の美味しいタイミングがあるんです。
私達の年代ではチーズは6Pチーズ等の、プロセスチーズから始まったので、チーズに食べ頃があるなんて知りようもありませんでした。
プロセスチーズというのは簡単にいうと、ゴーダやチェダーなどのナチュラルチーズを加工したもの。
原料のナチュラルチーズを、乳化剤等を加え加熱溶融し冷却して固め、保存性を高めたもの。いつも安定の変わらない味わい。
加熱殺菌されるので、そこで熟成はストップ
なので時間が経過しても食べ頃というのはプロセスチーズにはないのです。
ナチュラルチーズは乳酸菌や酵母、カビなどの微生物と酵素が働いているので、時間の経過とともに熟成が進んでいきます。
高校卒業した頃、デパ地下でヨーロッパチーズの試食をした事がきっかけで、あれから30年…
はじめの頃、同じチーズなのに美味しいと思える時とそうでない時があり「これは 🧀」と不思議に思い、それからチーズの食べ頃というものを徐々に知っていったのでした。
食べ頃を知るにつれ、「どうしても食べ頃のものが食べたい 」と、どんどん貪欲に💧💧
チーズを買った時に、食べ頃よりはるかに早めのものだった時は、本当にショックでショックで🧀
お店を始めた頃は熟成期間の指定はしていませんでしたが、4ヶ月後辺りから指定をさせて貰うようになり、食べ頃のチーズを仕入れられるようになりました。
とはいえ、食べ頃というのは私の主観、嗜好でしかなく、お客様の好みの食べ頃が私と同じとは限りません
本来ならば本場ヨーロッパのチーズ専門店のように、お客様好みの食べ頃をお渡しするのが理想で憧れますが、現実的には難しいです。
ピンポイントで食べ頃を指定したいのですが、それは仕入先に負担をおかけするので、「ここからここまでなら美味しく食べられる」というタイミングを指定をしています。
○〜○週間、○ヶ月〜○ヶ月半、というように。
前半と後半では多少味わいは異なりますが、楽しめる誤差だと思っています🧀
今はコロナの影響で試食をお休みする事も度々ありますが、私のオススメするチーズが果たしてお客様自身の口に合うのか、最初は実際に試食されるのが良いですね。
ちなみにセミハード、ハードタイプは熟成期間の指定をしていません。白カビ、青カビ、ウオッシュ、シェーヴルタイプのように熟成の進み方が早くないので、本職の熟成士が判断したものを扱っています
食べ頃の好みが一緒なら良いですね♪♬
というか、『 食べ頃 』乱用し過ぎでした💦
アフィナージュは、白カビ、青カビ、ウオッシュ、シェーヴルタイプの熟成期間を指定して発注しています。食べ頃のチーズをお届けします。
それではまた