<沢は客寄せパンダ>
○…今季なでしこリーグ(10チーム)が15日に開幕する。
体調不良で戦線離脱中のINAC神戸MF沢穂希(33)が
開幕の大阪高槻戦に出場出来るのか、注目が集まって居る。
星川監督は「先発か途中出場か、(沢)本人が決めればいい」と試合出場をにおわせて居る。
とはいえ、某サッカー記者が「沢は客寄せパンダに過ぎ無い」とこう続ける。
「開幕戦の前売り券が2000枚しか売れておらず、クラブ幹部は真っ青になって居る。
沢はまだ試合に出られる状態では無いが、
沢の出場は可能性大とアピールすることで前売り券のセールスにつなげようとして居る」
そういえば「沢の取材は開幕戦終了後迄NG」とクラブ側。
其れもこれも「体調不良がバレ無いため」とは某マスコミ関係者だ。
<有料のおかげで大赤字>
○…なでしこリーグは昨季途中迄入場者300人台が珍しくなく、
入場無料が当たり前だった。「たとえば無料だとスタジアム使用料50万円が、
有料に成ると200万円とかに跳ね上がる。
観客数百人で有料にすると大赤字に成るので無料が基本だった」(前出の記者)
ところが世界女王になって人気に火が付き、
W杯直後の昨年7月24日の神戸―ジェフ戦は1万7812人!
この試合以後、有料試合に切り替えるクラブが続出。
今季は前半戦(第1~9節)迄の全45試合中、無料は8試合だけで有る。
「神戸のほか、日テレ、浦和、湯郷、新潟の人気組も有料にすることで入場者が伸び悩み、赤字タレ流しに成るのでは――と不安視する声は大きい」(女子サッカー関係者)
<大荒れ試合が続出>
○…今季リーグは6月10日、第9節を終えたところで中断。
ロンドン五輪(女子サッカー初戦は7月25日)が終わった後、9月15日に再開される。
リーグは序盤、五輪メンバー入りをかけて「はつらつプレーの連続で
内容の濃い試合が増える」と言いたいところ。
とはいえ「代表常連選手はケガを怖がって手を抜き、
ボーダーライン選手は《常連選手を蹴落とそう》とラフプレーも辞さずで向かっていく。
大荒れの試合の連続に成るでしょう」とは前出の関係者。
其れは其れで見何処ろ十分では有るが……。
(日刊ゲンダイ2012年4月13日掲載)