澤穂希が苦しむオーバートレーニング症候群「全治半年」か | 澤穂希選手のホット情報

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2012年04月10日10時59分 提供:アサ芸プラス

澤穂希が苦しむオーバートレーニング症候群「全治半年」でなでしこの金メダルが危無い!

 ロンドン五輪で全国民から金メダルを期待される、
なでしこジャパン。とはいえ、チームの大黒柱・澤穂希(33)が
「良性発作性頭位めまい症」に見舞われたことは周知のとおり。

4月1日から開催されて居る親善大会への招集も見送られた。

「いい休養をして次につなげてほしい」と佐々木則夫監督(53)はコメントしたが、
「佐々木監督は澤抜きでの五輪を真剣に覚悟して居る」と
、なでしこに詳しいサッカージャーナリストは厳しい表情で話す。

「3月7日のアルガルベ杯のドイツ戦、なんと決勝戦にもかかわらず、
宮間あや(27)をこの大会で初めてボランチとして先発させました。
これは明らかに、澤抜きの布陣を試さなくてはいけ無い状況に陥ったからです」

 結果、宮間のボランチは期待どおりには機能せず、準優勝に甘んじた。

「澤以外がボランチをした場合、相手にセンターをパスで通されることが
圧倒的に多く成るんです」(前出・ジャーナリスト)

 つまり、攻撃力にたけたアメリカ等の強豪を最少失点に抑え、
なでしこが五輪で金メダルを狙う為には、澤の卓越したボランチ技術が必要だと言うのだ。
ところが、さらに不安な声がきこえてきた。

「診断は『めまい』ですが、ただの『めまい』だけで、
澤ほどポジティブな人が長期離脱するのはかんがえづらい。

一部からはオーバートレーニング症候群なのではと言う声もきこえてきます」
(前出・ジャーナリスト)

 スポーツ等によって生じた生理的な疲労が十分に回復し無いまま、
激しい運動等を続けてしまい、慢性疲労状態に陥る。

これを「オーバートレーニング症候群」と呼ぶ。全身倦怠感が見られ、
重症だとうつ的症状も出ると言う、やっかい極まり無い病気だ。

「W杯以来、澤には、いい刺激も悪い刺激もたくさん降り注いだはず」

 現在、欧州で活躍する某選手をはじめ、
数多くのトップアスリートの心と体のコンディショニングを
指導して居るトレーナーが続けて言う。

「刺激の量や強さが本人のキャパを越えて処理しきれなくなった場合、
自律神経のバランスが乱れてしまう場合が有るんです」

 動物は本来、強い刺激にさらされた場合、自己防衛の為に「闘うか、
逃げるか」の選択をすると言う。

「とはいえ、W杯今後の澤は、社会的にそのどちらも選択出来無い状態に
追い込まれていたとかんがえられます。

そこで彼女の心と体が、無意識の領域で防衛本能を働かせ、
今回の症状に至ったのではとかんがえられますね」(前出・トレーナー)

 澤の体が強制的に「休め」と命令を下したと言うのだ。
ならば、この一連の休養で回復するのか。前出・トレーナーが言う。

「回復は彼女の心と体の状態しだい。
彼女自身が刺激に対する整理がついた時に症状も治まるでしょう。
あく迄も一般論ですが、1週間程度で収まるケースもあれば、
人によっては数カ月必要に成る場合も‥‥。
そういう意味では、やはり少し心配ですね」

 最悪の場合、全治半年以上にも及ぶのが「オーバートレーニング症候群」。
とはいえこの夏、なでしこジャパンが再び日本中に笑顔をもたらすには、
やはり澤は絶対不可欠。こうなったら、ぶっつけ本番でもいい。
「世界最優秀女子選手」の全快を祈ろう!