今日の私は、昨日より優しくなっているはず・・・。

その理由は、あの本をついに読み終えたからだ。

四日間の奇蹟。(浅倉卓弥 著)

これはマジでいい本だった。

とにかく作者の表現力と、その描写が素晴らしい。

ストーリーも最後まで飽きさせず、読み終えた時にはフンワリと優しい気持ちになれてしまう。

物語の最後。

いい意味で裏切って欲しかったと正直思うのだが、そう簡単に終わらせないところがかえって清涼感を生んでいる。

とにかく小説とはいえ、こんなファンタジーに立ち合わせてくれた作者に感謝だ。

興味があってもなくても、是非一読を薦めたい。

あっ、そうそう、この小説は映画化され、来月の4日からロードショウで公開される。

いちお、リンクを貼っておくので、そのサワリだけでもどうぞ。

  四日間の奇蹟 (公式サイト)

  四日間の奇蹟 (動画の予告編あり)

さてと、それではいつもの日記へ。

今朝はあの人からいっぱいメールが届いた。

余裕があったのはうれしい限りだが、文面からは少々不安な想いも感じられる。

この世に存在する不確かなもの。

それがあまりにも多すぎるから、人は信じきることにためらいを覚えてしまうのだろう。

しかし私は、今ここではっきりと言っておく。

この先いかなる障害が待ち受けていようとも、この想いが薄れてしまうことなど全くない。

これからもずっと、私はあの人だけのものだ。

そう宣言して、携帯を胸に抱きしめる。

私の切なる願い。

あの人の笑顔が、絶えることなどありませんように・・・。

カーテンを開けて、窓の外を眺める。

ベランダの下を流れる川は、折からの雨で幾分その水面を持ち上げているかのようだった。

私は、ありったけの想いをそこへ投げ込む。

遥かな大海で、あの人が流す涙と出逢うことを祈りながら。

やがて海中で結ばれた二人の愛は気泡となり、昇華して天に届くだろう。

それがまた雨に変わり、私の頭上に降り注ぐのだ。

そう思えば、寂しさや辛さも我慢できる。

あの人の愛情は、いつでも空から舞い降りてくるのだから。

今日は週の中締め。

ハードな3日間を無事に消化し、やっと家で一息つく。

明日から明後日にかけては徹夜あり日帰り出張ありのさらに忙しい仕事が待ち受けているので、今夜はなるべく遅くまで起きていて体内時計を合わせておかないとなぁ。

それにしても、この雨。

毎日毎日、飽きずによく降るよねぇ。

夕方の電話。

今日もあの人の声を聞けてうれしかったが、向こうも雨が降ってるらしいので、ついつい気になってしまう。

寒がりなあの人が震えてないだろうか・・・。

一緒だったら抱きしめて温めてあげられるのに・・・。

こういうときは、そばにいてやれないのがちょっぴり悔しく、そして切ない。

しかし、その気持ちとは裏腹に、楽しいからついつい長電話。

そっか、声で温めてあげればいいんだ・・・。

すると突然、抱きしめて欲しいとあの人が囁いた。

わかった・・・ぎゅ~~~~~っ☆

身体中から、愛おしい気持ちが込み上げてくる。

なるほど、この想いが伝わったんだな・・・。

幸せな気分に包まれて、電話を切る私。

いつもは鬱陶しい雨だけど、この時ばかりはちょっとだけ違った色に見えた。

シャンパンゴールドの雨。

それは天から降り注ぐ、祝福のシャワーだったような気がする。

忙しい日々が相変わらず続いている。
今週の日記は、何日分かをまとめてになりそうだわ(苦笑)


まずは日曜日。
この日、私は朝から講習会へと出かけた。
会場に着いて、あらためて周囲を見渡す。
思った通り、受講者の平均年令は高い。
しかし、意外に女性の姿もチラホラあったりする。
ふーん、こんなマニアックな資格なのに、来てるのはオヤジばかりじゃないんだ。
そんな新鮮な驚きを感じつつ、いよいよ講習がスタートした。


講師の教え方が良いのだろう。
難しい内容にも関わらず、そのほとんどがスラスラと頭の中に入ってゆく。
そして昼食を挟んだ模擬試験。
パーフェクトな出来で、それを終えた。
よっしゃ、カンペキ!
これなら合格は間違いないな。
気を良くした私は、その後ひたすら睡魔と格闘することになる。
あぁ、やっと終わった・・・。
最後は運命の修了試験。
これさえ受かってしまえば、もう勉強ともおさらばだ。


制限時間は60分。
しかし私は、10分でそれを書き終えてしまった。
会場を出ると、すぐさまあの人に終わったよとメール。
一日お疲れさまでした・・・。
そんな返事が戻ってきたものの、肝心なテストのデキについては一切尋ねてこない。
合格を信じているのか、それともダメだったときのために気を遣ってくれているのか。
何れにせよ、そんなあの人の心配りがすごくうれしい。
合否が判明するのは、早くて来週の月曜。
結果が出たら、真っ先にあの人に報告しよーっと。


明けて翌月曜日。
今日は日帰りの出張だ。
昨日の疲れもあったせいで気が重かったが、あの人のことを思い浮かべながら長距離運転に耐える。
眠くなりそうなときは、得意の勝手な妄想。
あの人をムリヤリ幼なじみへと仕立て上げ、まずは口説くことから始めてみよう。


学校からの帰り道。
私はあの人をお気に入りの公園へと誘う。
果たしてついてきてくれるだろうか。
あり得ない話なのに、運転中の私は何故かドキドキする。
ベンチに座りながらひとしきり会話を交わした後、意を決して告白。
ずっと前から好きだったんだよ・・・。
オレと付き合ってくれないか・・・?
一瞬の沈黙の後、あの人はコクリと頷きながら恥ずかしそうに下を向いた。
きちんと揃えた両膝の上に置かれている細くキレイな手と、微かに震えている柔らかそうな唇。
その二つを今ここで奪うことを、あの人は許してくれるだろうか。
手を握りたい、そしてキスしたい。
妄想にも関わらず、心臓がバクバクしてきた私。
そっと手を取って肩を寄せると、あの人はしっかり私の手を握り返してくれた。
夕日が沈みかけた公園のベンチ。
そこで私たちは初めてのキスをする。
どこまでも伸びてゆく二人の長いシルエットが、初めて一つに重なりあった瞬間でもあった。


と、ここで、ふと我に返ってバックミラーを覗く。
良かった・・・同乗者はみんな爆睡してるわ。
緩んだ頬を元に戻しながら、目的地へ向けハンドルを握り直す私。
こんな勝手な妄想を、あの人はどう想うのかなぁ。
笑って許してくれるとありがたいんだけどね(笑)


そして火曜日。
今日はほとんど動きがなく、まったりとした一日だった。
昼はあの人とメールで会話。
一緒に過ごせる時間が、何よりもうれしくて楽しい。
夕方はタイミングを見計らって、電話で語り合う。
あの人の弾んだ声が、私にこれでもかと元気を与えてくれた。
気がつけば、ガラスの向こうにほんのり紅く染まった曇り空。
その薄くて柔らかい色使いは、何故かしらあの人を思い起こさせる。
沈む夕日を背に受けながら、ベンチで仲良くおしゃべりする二人。
手を伸ばした瞬間、確かにあの人はそこにいた。
そして電話を切った私は携帯に軽くキスをして、いつもの儀式へと移る。
ありったけの神様に感謝の言葉。
今日もあの人を守ってくれて、本当にありがとうございました・・・と。