*Book Drop*

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book drop=図書返却箱

タイトルに意味はありませんo響きが可愛かっただけww

単なる、読んだ本の記録ですo

今年は年間50冊を目標に、いっぱい本読みたいな、と思っておりますo


※ネタバレ注意※

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あらすじ

娘をレイプの挙げ句に殺された父親が

犯人の一人を殺し

もう一人の犯人を殺すべく逃亡を続ける。



少年法o

それは少年を罰するためではなく

少年を保護するために存在するo

だったら、被害者はどうすればいいのか?

未成年が犯した過ちだからと許せるものかo


私は被害者の娘の歳に近いわけだが

この父親の気持ちだって痛いほどにわかるo

人を殺し、その人の人生を葬り去っても

数年、長くても数十年服役すればまた社会に戻るo

そんなのおかしいと思うよ、やっぱりo

人殺しなんて死んでしまえ、そんな考えが私には少なからずあるo


この手の問題は、きっと

ずっとずっと解決することはないと思うo

だからこそ、人々が考えていく必要性があるんだと思うo

とてもいい問題提起作品だと思うo


だけど…

この父親が目的を遂げられたとしても

遂げられなかったとしても

生きてほしかったo

どうしても、生きてほしかったo


あと、密告者の正体にはびっくりだったo

ずっと違う人だと思ってたし

まさかこの人だったなんて(-"-;A ...アセアセ


あぁ、あと、犯人の親、ひどすぎo

今の親ってこんなんなのかなo

親も親なら、子も子だって言われるようなo

救いようもないってかんじがo

でも、多少はこういう体質あるんだろうねo

今後が心配だo

あらすじ

同級生が交通事故で死んだo

彼女は主人公の子を身ごもっていたo

主人公は、自分が妊娠の相手だと告白し

事故の真相を探ろうとするが

事故現場にいたらしい女教師が殺され、

主人公が疑われてしまうo

交通事故の真相とは?教師を殺した犯人は?



はっきり言って

むちゃくちゃだな…ってかんじo

付き合ってもいないのにそういうことするかってのもあるし

だからって名乗りでるかってかんじもするしo

ましてやクラスで告白することないだろうにo

考えられない、非現実的なかんじがあるなぁo


展開が気になってどんどん読み進んでしまうし

ふつうにおもしろかったけどo


あと、ひとつ疑問なのは、

警察って事件解決後とはいえ

あんな詳しく教えてくれるもんなのかしら??

そのへんがよくわかんないんだけどo


読み終わって残念だなってかんじたのは

春美ちゃんのエピソードがあんま生かされてないかんじがするo

けっきょくのところ、ただ単に

主人公の揺れる恋心ってかんじがするんだけどo

春美ちゃんの病気のこと本気で考えてるんなら

(作者がそういう問題提起を重要視するんなら)

もっと違う扱いができたのではないかしらo

別に、春美ちゃんの設定が必要ないかんじがするんだよねぇo


でも、そこそこおもしろかったo

学校&教師の扱い、ひどいけどねww

あらすじ (文庫本裏表紙より)

高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。

男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。

刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。



今まで読んだ東野圭吾作品の中で一番おもしろかった!

ドロドロ感がなく、読後感が爽やかなのが良いo


あらすじを読んで、

まず宿命のライバルの二人の話から入ると思っていたので、

最初は展開が読めなくて戸惑ったのですが

徐々に主人公と、ライバル、

そして昔の恋人がからみあって話が進みますo

殺人事件の捜査の進展とともに

サナエという女性の死の真相、またライバル二人の関係が

少~しずつ見えてきて

最後に驚くべき結末が待っていますo


いやぁおもしろかったo

晃彦さん素敵ww

“冷酷”“心を開かない”と描写されていた晃彦が

ラストの方では、すごく人間味あふれていたのが印象的だったo

“勇作がいうと、晃彦は吹き出した。”

“すると晃彦はきまりが悪そうに鼻の下をこすった。”

“かすかに笑った晃彦の目は、深い寂しさをたたえていた。”

それまで、完璧な人間で常に冷静沈着、感情を出さなかった晃彦が

こんな描写をされているのが、なんだか微笑ましいかんじがしたo

実は、彼も彼なりに悩んでいたんだなぁってかんじがしてo


そして、重たい事情を背負いながらも

前を向いて進んで行こうとするラストが良かった☆

「自分にどういう血が流れているのかは関係ないんだ。

 重要なのは、自分にはどういう宿命が与えられているかだ。」