Scarlatti - Il Mitridate Eupatore (Nederlandse première)
Les Accents
Thibault Noally, dirigent
Mitridate: Paul-Antoine Bénos-Djian, countertenor
Antigono: Anthea Pichanick, alt
Laodice: Julia Lezhneva, sopraan
Stratonica: Vivica Genaux, mezzosopraan
Nicomede: Sophie Rennert, mezzosopraan
Farnace: Victor Sicard, bariton
よく知られたモーツァルトのものではなく、こちらのはスカルラッティのミトリダーテ/エウパトーレIl Mitridate Eupatoreという演目。
ミトリダーテが母親に追われてエジプトに逃れていたが戻ってきて母親と継父を排して王になるという史実に近いスジである。
ミトリダーテはエジプトのトロメオの元でアンバサダーのエウパトーレと名乗っている。
妻のイシクラテアもまたアンティゴーノという偽名で夫と行動を共にしている。
母親のストラトニカはファルナーチェと共謀して王である夫を暗殺してミトリダーテを追い出した。
ミトリダーテの妹のラオディーチェは没落貴族のニコメデアと望まぬ結婚をし兄の帰還を祈っている。
ニコメデアはどこまでも優しく正しい男。
やがてエウパトーレに扮したミトリダーテはうまくファルナーチェを暗殺し王位を奪還する。
という爽快な話。
しかし妹のラオディーチェのアリアが一番聴かせるという。
ラオディーチェはユリア嬢で盤石!
ミトリダーテ役のブノア・ジャンは思ったよりちゃんと歌えていた。
ミトリダーテ最後のアリアが 私は死ぬまで大国ローマに挑戦し続けるぞという内容。
塩野七生のローマ人読んでるので、うひゃーこのことだ〜と思ってしまった。