最高のシーズンだった | Mevrouwのブログ。。。ときどき晴れ
サッカーシーズンも終わり、息子の所属するクラブから来季のチーム編成についての連絡がきた。
おもえば次男もサッカーを初めて10年以上たつ。
最初はサッカーごっこで、どこのクラブチームでもやっている
土曜幼児向けクラスに参加。次男5歳。
皆同じようながきんちょで、
団子になってボールを追いかけ、
オウンゴールして平気で喜んでいた。

その次男も所属するクラブはこれでみっつめ。
小さな市だが、市内にサッカークラブが6つもある。
好きなクラブに入っていいが、他に移りたいときは
決まった時期に決まった手続きが必要。
結構面倒だが、いいクラブに入れば
いいトレーニングができる。
どこが「いいクラブ」か、というのは、
年齢にもよる。
よってチームを移るのはごく自然なことだ。

次男の今季のチームは最高だった。
実は最初のセレクションで上から二番目のチームに入れられたが、
急きょ取り消されて3番目に降格だとメールで通知される。
納得のいかない次男に、夫も「変だな」と抗議。
結局、2番目チームに入れなければやめるとごねた子を上げて、
文句を言わなそうな日本人を落としたらしい。
説明してくれと談判したら、
わかった、間違っていた、No.2チームに戻す、と言われ、
次男は再び上がった。
そういうわけで、入りたてのときは、
なんかごちゃごちゃして入った「新入り」だし、
クラブにはアジア人はじめ有色人種はほとんどいない。
前に所属していたチームにはトルコ系アフリカ系が多かったのに比べ、
ずいぶん環境が違って緊張した。

が、トレーニングが始まると、
真面目に練習する日本人は正直、コーチから歓迎されたようだ。
試合には絶対に出させてくれるので(1チームの人数が14人しかいないし、
交代は何度でもOKなので、疲れるとどんどん変えるのだ)、
毎週試合をするうちにだんだんとチームメートに慣れる。
そして、年明けの後期から
試合のなかでメンバーそれぞれがうまくなっているのがわかるようになった。
ひとりひとりが次の動きを考えながら走ることができているし、
パスやトラップなどの基礎的技術も上がっている。
決まったプレーヤーだけが得点することがなくなり、
誰にでもゴールチャンスがくる。
こうして次男も得点する試合が増えた。

所属するリーグは下から3番目のカテゴリーではあるが、
(リーグといってもミニリーグでせいぜい10チーム)
それでも皆で成長しつつ、
リーグでの優勝を目指すのはすがすがしい。
結局最後は同率1位チームとの直接対決になり、
快勝した。
その前の試合では不運なミスジャッジもあり、
悔しい思いをしたが辛勝したのであった。
しかし最後はこうして気持ちよく優勝。

大喜びの少年たちは皆でどぶの運河に飛び込む


飛び込みたくないと隠れていた次男もコーチに抱えられて運河へ。



その後、最終トーナメントでも優勝でき、
少年たちはしみじみと満足する。
親たちとも、「子供がサッカーやってても10年やって1回優勝するかしないか、だよな、
ほんと、優勝できてよかったよ」と喜び合う。





本当にこれまでで最高のチームだったよ、と次男も言う。
ひとりひとりがうまくなったし、みんなで勝とうという意識が生まれたからね。

次男も来季はU19のチームにはいる年齢になるからメンツがまた変わるはず。
セレクションも予定があるらしい。
今年ほどにいい経験ができるとは思えないが、
来季も楽しくサッカーしてくれたらうれしい。