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【御法門】「 おのづから なるれば物(もの)の かろくなる なほつとむれば 終(つい)に成就(じょうじゅ) 」【御題】「 信心(しんじん)はかなゝ(な)やうにも むつかしい云々(うんぬん) 」 ⇨ ⇨ この御法門は平成24寒参詣第6日目・26年圓妙寺婦人会9月度の御法門と同じです。【24年大意】「 どんなに難(むつか)しいと思(おも)われることでも、続(つづ)けると慣(な)れてうまくできるようになります。そこで気(き)を抜(ぬか)かず、さらに取(と)り組(く)むと確実(かくじつ)に身(み)に付(つ)き、自身(じしん)のものとなります。慣れた時(とき)にもう一歩(いっぽ)を踏(ふ)み出(だ)して一段上(いちだんうえ)をめざす、進歩向上(しんぽこうじょう)を常(つね)に心(こころ)がけるご信心(しんじん)をお勧(すす)めいただく御教歌(ごきょうか)です。」【御指南】「 はじめむつかしくして手(て)なるれはやすしとおもふ、そこをつとむれは弥堅(いよいよかた)し、其味(そのあじわい)をしる 」【26年大意】「 最初(さいしょ)はむつかしいと思うような事でも、続けている内にだんだんと慣れてうまくできるようになるものです。そうすると最初の緊張感(きんちょうかん)や慎重(しんちょう)さがなくなって、軽(かる)く考(かんが)えて横着(おうちゃく)になり、失敗(しっぱい)することがあります。世間(せけん)の事でもご信心の上でも、常に油断無(ゆだんな)く努力(どりょく)を続け、一段上を目指して進歩向上を心(こころ)がけることが大切(たいせつ)とお示(しめ)しの御教歌です。」 【御指南】「 徒然草(つれづれぐさ)に高名(こうみょう)の木登(きのぼり) 」(御教歌お書き添え)【御指南】「 常精進(じょうしょうじん)と申(もう)すは、常はツネ、精はクハシク、進はススムと読(よ)めり。常に何をするいとまも油断なく南〇経《(南無妙法蓮華経)》と口唱(くしょう)の行(ぎょう)をつとむるをくはしくすすむと云(い)ふなり。是(これ)を精進と云ふなり。」➡ 終に成就とは本門佛立宗の御題目を口唱する信心を臨終の夕べまで続ければ、寂光浄土参拝ができるという意味です。それだけではなくて、生きている今生も平穏無事に過ごせて、無病息災・転重軽受などのお計らいが戴けることをさしています。