【御法門】「 よろこびで 唱(とな)へかさぬる 妙法《(みょうほう=法華経の事)》 に 無量(むりょう)の功徳(くどく) をさむとぞきく 」御書き添え 功徳のところに本因本果 《(ほんにんほんが= 佛さまが28品の法華経を説かれた時に、初めの前半14品の迹門の時は人間のお姿で説かれ、後半14品の本門の時は、久遠本佛のお姿で説かれた)》 ・をさむの前に自然(じねん)に因果功徳(いんがくどく) と 【御指南】「 信心より外(ほか)に利生蒙(りしょうこうむ)る道(みち)なし 法門(ほうもん)を覚(おぼ)えて慢心(まんしん)するのでなし あゝ(あ)有難(ありがた)やと ありがたがる心(こころ)に 慥(たしか)に利生を蒙るものなり 」 ⇨ ⇨ この御法門は平成27年寒参詣第27日目の御法門と同じです。【27年大意】「 上行所伝《(じょうぎょうしょでん=佛さはから末法時代に法華経を弘めるようにと命じられた上行菩薩の生まれかわりと自覚された日蓮聖人が伝える)》 の御題目《(おだいもく=南無妙法蓮華経の事)》 には、はかり知(し)ることができないほど大(おお)きな功徳(くどく)がおさまっていますから日々怠(ひびおこた)りなく喜(よろこ)んで口唱信行 《(くしょうしんぎょう=南無妙法蓮華経と口で声に出してお唱えする修行をする事)》  に励(はげ)むことが大切(たいせつ)とお示(しめ)しの御教歌(ごきょうか)です。」【御指南】「 たゞ(だ)御本尊 《(ごほんぞん=南無妙法蓮華経と書かれた文字)》 にむかひ 無始 《(むし=魂が生まれ替わり、死に替わりして継続して来た中で何時が始まりなのか分からない程昔から)》 の罪障消滅(ざいしょうしょうめつ)を願(ねが)ひてあれば、かの御本尊のかた二 よきやう二 あそバされくださるなりと信ずべし 本尊問答抄(ほんぞんもんどうしょう)。観心本尊抄(かんじんほんぞんしょう)。諸御抄(しょごしょう)の御意(みこころ)。門祖 《(もんそ= 日隆聖人の事)》 の御指南。ミなこれなり。仰(あおい)で大切(たいせつ)に口唱すべき也(なり) 」