【御法門】「 妙法《(みょうほう=法華経の事)》 を 唱(とな)へだにせば 大恩(だいおん)を おくるになると きくぞうれしき 」【御題】「 天台云《(てんだいのいわく=中国の天台大師がおっしゃるには)》 喜(よろこ)んで聞(き)かざるは 怨也(あだなり)と 」【御指南】「 日(ひ)に三度恒沙《(みたびごうしゃ=三度ガンジス川の砂に)》 の身(み)をすつるとも 一句(いっく)の恩(おん)を報(ほう)じがたしとは入阿鼻獄 《(にゅうあびごく=地獄に堕ちる)》 の大々苦悩(だいだいくのう)を免(まぬが)れたる也(なり) 尓(しか)るに唯口唱《(ただくしょう=ただ南無妙法蓮華経とお唱えする事)》 の一行(いちぎょう)にて我則歓喜 《(がそくかんぎ=佛さまが喜ばれる)》と云々(うんぬん) 」➡️⇨ この御法門は平成30年寒参詣6日目・平成31年寒参詣8日目・令和元年夏季参詣第26日目の御法門と同じです。【30年大意】「 この御教歌(ごきょうか)は、私(わたし)たちはありがたくも、御題目 《(おだいもく=南無妙法蓮華経の事)》 を我(われ)も唱(とな)え、他(た)にも勧(すす)める菩薩行(ぼさつぎょう)に徹(てっ)し、お祖師 《(そし=日蓮聖人の事)》 さまの大恩に報(むく)いることができるのですから、常(つね)に、お祖師さまへの大恩を忘れず、ご弘通《(ぐづう=教えを弘める事)》 の意欲(いよく)を失(うしな)わないよう、ご奉公(ほうこう)に励(はげ)むことが大切(たいせつ)であるとお示(しめ)しです。それには御題目を毎日(まいにち)しっかりお唱えし、お祖師さまへの大恩にお報いさせていただける口唱のご信心こそが大事と、お示しの御教歌です。」【31年大意】【 上行所伝 《(じょうぎょうそでん=上行菩薩の再誕と自覚された日蓮聖人がお伝えになった)》 の御題目を心(こころ)から信じてお唱えすれば、仏祖(ぶっそ)の大恩にお報いすることができるのです。今末法(いままっぽう)の時代(じだい)は、御題目のお力(ちから)をよくよく信じて、口唱に励みなさいとお示しの御教歌です。【御指南】「 吾祖大慈大悲の御弘通によりて、我等此御題目を持奉(たもちたてまつ)る大果報(だいかほう)の身となれり。大恩を忘れねば我も唱へ、人にもすゝ(す)むる道に励みて、仏祖の御心(みこころ)をなぐさめ奉るべし。大恩報謝の御為には、上行所伝の御題目を声もをしまず唱へ奉りて、人に持たしめんとするより外(ほか)なく候(そうろう) 」
