1964年3月、ニューヨークのクイーンズ地区でのことです。
キャサリン・ジェノヴィーズという20代後半の女性が、深夜、仕事の帰りに暴漢に襲われて殺害されました。
あの大都市ニューヨークのことですから、警察も“ありきたりの殺人事件”として調査が始まりました。
しかし調査が進むにつれて、“驚くべき事実”が明らかにされたのです!
その話は、聞いた誰もが驚愕し、説明を求めたくなるものでした。
■驚くべき事実
被害者キャサリン・ジェノヴィーズは、声を出すまもなく殺されたのではありませんでした。
叫び声を何度も上げ、苦しみ、周りの住人に助けを求めたのです。
この犯行は、35分もの長い間、続けられました。
殺人犯人は、何度も彼女を襲い、ナイフを突き立てたのです。
当然、周りに住む人びとは、彼女の叫び声を聞いていました。
一人や二人ではなく、38人もの人間が、彼女の悲痛な叫び声を聞いていたのです。
しかし驚くことに、“だれも警察に通報しなかった”のです。
だれひとりとして、です。
ようやく警察が駆けつけたのは、彼女が息を引き取ったずっと後のことでした。
■善良な市民だったが...
周りの住人は、いたって普通の人たちでした。
道端で困っている人がいれば手助けをするような、“善良な”市民だったのです。
しかし、「キャサリン・ジェノヴィーズ事件」のときには違いました。
悲鳴を聞けば、彼女にどんな危険が及んでいるか容易に想像ができたはずです。
そしてそんな人を見たときには、次にどんな行動をすればいいかもわかっていたはず。
この驚くべき事実に、納得できる説明ができるものはだれもいませんでした。
「周りの住人は、事件に巻き込まれたくなかった」
「大都市で生活していると、都市生活の厳しさで、冷淡になってしまう」
「周りに関心を持たない人々が増えつつある」
”大都市で生活する環境”のせいで、通報が遅れ、若い女性の命が失われた、というのがせいいっぱいの説明だったのです。
■38人もいたから?
だれもが、こう思いました。
38人もいたのに通報しなかった
しかし、ある心理学者が、この常識を覆すような説明を思いついたのです。
38人もいたから通報しなかった
いったいどういうことでしょう?
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