サーバーとマトリョーシカ人形の違い
以前勤めていた会社でのことです。
社内研修ということで、インターネットの技術を講義することになりました。
営業とか企画とか、総務といった技術系ではない社員向けだったので、「インターネットの技術」とは言っても、とても基本的なことがメインだったのですね。
で、まずは「サーバーとは何?」という話から。
ウェブサーバーとかメールサーバーとかウォーターサーバーとか、いろんな「サーバー」があるけど、いったいどういうもの?という話です。
(ひとまずウォーターサーバーは置いておいて)
サーバーとは、いろんな意味で使われるときがあるんですね。
「これはサーバーマシンです」と言ったり、「このコンピューターではウェブサーバーとメールサーバーが動いて(走って)います」と言ったり。
いろんな言い方がされるので、技術屋ではない人たちは迷ってしまうんですよね。
「いったいこれは何サーバー?」ってことになります。
その原因は、「サーバー」と言っても、ハードウェアのことを指したり、ソフトウェアのことを指したりするからなんです。
どちらのことかは、文脈から読み取らないといけません。でも技術屋ではない人にはそれが難しいのが普通。
■単なるソフトウェアなんです
「サーバー」と言うとなんだかすごいもののように思いますが、実は単なるソフトウェアのことです。
正しく言えば、「サーバーソフトウェア」と呼ぶべきでしょうね。「オフィスソフトウェア」みたいなものです。
で、「オフィスソフトウェア」に「ワード」や「エクセル」があるように、「サーバーソフトウェア」に「ウェブサーバーソフトウェア」や「メールサーバーソフトウェア」「FTPサーバーソフトウェア」「データベースサーバーソフトウェア」があるわけです。
ワードやエクセルと較べて、動作の仕方が少し違いますが、プログラム言語でかかれたソフトウェアであることは間違いありません。
ですから、あなたのパソコンでも動かそうとすればできるわけです。
その「サーバーソフトウェア」が動いているのが「サーバーマシン」なわけです。
ひとつのコンピューターで複数のサーバーソフトウェアが動作していれば、そのマシンは「ウェブサーバー」でもあるし「メールサーバー」でもあるんですね。
ここで社内研修の話に戻ります。
企画を担当していたある女性社員の質問です。
「この大きなマシンの中には、ウェブサーバーとかメールサーバーと呼ばれる小さなマシンがまた入っているんですか?」
彼女は、「サーバー」=「マシン(ハードウェア筐体)」だと勘違いしていたようです。
まるでマトリョーシカ人形みたいに、マシンの中に小さなマシンが入っているイメージだったのですね。
「いやいや、サーバーって言うのはソフトウェアのことでね...」
笑っては失礼だと思いながら、「でも多くの人はそう思っているんだろうなあ~」と感じたのは事実です。
このブログでは、難しいインターネット技術についてわかりやすく解説していきますので、お楽しみに。