結構皆さん大雑把に区別しないで併用していませんか。
重箱の隅を突く性格の私はこのテーマを掘り下げてみたいと思います。
個人的心証では和暦が好きですね。
天皇陛下がご即位されてからの年数です(あ、思想的には右でも左でもありません、ニュートラルなノンポリです)
手紙を書いたり書類を作ったりする時は全部和暦で統一しています。
会社でも公用の日付表記が基準で定まっているようですね。
金融機関に居た時は当然和暦、小切手、約手の振出日、期日などは和暦です、銀行窓口取引での伝票日付も和暦を常用。
会社が変わって、やたら回りが西暦を使うのには居心地が良くありませんでした。
合併を経て和暦がメインと改められ今に至っています。
しかし和暦には改元という難関を内包しています。
昭和から平成に変わる時はとにかく大変でした。
Xディ近しというのは前年の昭和63年12月から兆候がありました。
本部・事務・システム管理担当の私は、夥しく発信されてくる業界通達を漏らさず読解し、現場の取扱に間違いがないように会議や文書で徹底を図る日々でした。
コンピュータプログラムの見直しも大問題でした。近年では2000年問題なんてありましたが、日付比較、日数計算のロジックは至るところに埋め込まれています。
和暦6桁(YYMMDD)のプログラム、西暦8桁(YYYYMMDD)のプログラム、中には西暦6桁(’19XX’の’19’をケチッたものですね、古いコンピュータはCPUもメモリーも非力だったのでこんな資源節約はよくありました)が混在。
メインロジックをいじるのは危険なので、西暦⇔昭和⇔平成、の変換サブルーチンを各プログラムに追加し、必要に応じてPERFORM(COBOL)、GOSUB(BASIC)のJUMP命令を挿入しました。
先帝崩御の知らせで、東京・本郷の各社、各戸の玄関には半旗が掲げられました。
旗竿の中間まで降ろすのではなく旗頭の金色の球飾を黒布で覆うものでした。
有名な小渕官房長官が改元を発表した日です。
西洋の事柄を述べる時は西暦を使いますが、西暦XXXX年ではピンとこない。
吉川弘文館の対比年表は常に座右に置いてあり、フランス革命の年は天明から寛政に改元され、田沼意次失脚後松平定信がケチケチ政策を始めた頃だったと、解かりやすい。
どうも年期間を出すのに不便なので、私はいまだに昭和を使っています。平成24年は昭和87年です。
そして元号の変換、過去に固執する人は是非暗記してください。
平成1年=昭和64年=1989年。西暦-88=平成、昭和-63=平成
昭和1年=大正15年=1926年。西暦-25=昭和
大正1年=明治45年=1912年。西暦-11=大正
明治1年=慶応4年=1868年。西暦-67年=明治
ちなみに、1900年=明治33年、2000年=平成12年
今上陛下も78歳、最近ご体調があまり宜しくないご様子、何卒ご大切に、平成の世が永く続くことを願います(あくまでもノンポリですからね)