ソーシャル・メディアの出現により、ユーザーの行動や購買行動は大きくシフトした。それに気付いた特にフォーチュン1000社の多くが企業のマーケティング手法をマスマーケティングから、コミュニティエンゲージメントやインフルエンサープログラムの運用といったところに向けだしている。 
これらの企業活動において、鍵を握っているのはインフルエンサーと呼ばれる一握りのユーザーである事を昨日の記事で説明した。 そして、そのインフルエンサー達が活躍しやすい土壌つまり、コミュニティ作りが必要だと述べたが、今日はこのコミュニティ運用に焦点をあててみよう。

大半の企業では、一度コミュニティ運用に乗り出して、失敗している。
その理由として目立つものが以下にあげる7つの大罪である:

 戦略の欠乏: 長期的ビジョンや戦略が不明確である事
 KPIの欠乏: 目的が不明確である為、効果測定ができず上層レイヤーの理解が得られない
 資金の欠乏: バジェット化されておらず、施策が尻切れトンボ状態に陥る(始める前より悪い状況に陥る)
 人員の欠乏: コミュニティのオーナーが不在に近い状態に陥り、モデレーションができていない
 ガバナンスの欠乏: 会社全体として統率されたコミュニティエンゲージメントができていない
 知識の欠乏: それ以前にコミュニティをマスマーケティングの場として扱ってしまうという致命的なミス
 土壌の欠乏: 結果として、インフルエンサーが活躍できる土壌がなくモチベーションエコシステムが上手く回らない

これらの大罪はそれぞれが有機的に相互作用しており、どれか一つが欠けても、コミュニティは上手く回らないものだ。 次回より上記、それぞれの大罪の詳細解説と、アンツ・アイ・ビューが手がけてきたコミュニティエンゲージメント施策の成功事例を紹介していく。