前回、
を取り上げました。
今回は「仕入諸掛り」を取り上げます。
1.簿記の基礎文法(復習編)
要素を左右に分けて、考えます。仕訳において、「資産」、「費用」、「純資産」、「収益」、「負債」という5大要素=『性格』の位置関係は絶対的なので、丸暗記してください。
注.項目=「勘定科目」のことです。「増えた」、「減った」とは、例えば負債が増えたとか、収益が減ったたというようなことです。
ところで、「借り方」、「貸し方」という用語がありますが、深く考えすぎないでください。単純に◀借り方は「左」、貸し方▶は「右」というような感覚です。
2.簿記の基礎文法 実践編⑯
【1】仕入諸掛りについて
仕入諸掛りとは、商品を仕入の際、運送会社に支払う運賃(配送料)や保険料などの費用のことです。
仕入諸掛りには、当店負担と先方負担の2つがあります。当店負担の場合、仕入原価に含めるとありますが、仕入原価+運賃=仕入(費用)ということです。
【2】当店負担の仕入諸掛り
上図の仕訳において、ブンポゥ堂はガンバルノート1冊\90、合計10冊\900を卸問屋カイワ屋から掛けで仕入れることにしました。その際、引取運賃を当店負担で支払ったというシチュエーションで考えてみます。
仕入に際して、引取運賃を当店負担で支払うということは、【1】の図に従い、ガンバルノート10冊\900に、引取運賃\100を加えた額、\1000が仕入価額(=原価)となります。
仕入は「費用」です。商品を仕入れるということで、費用がかさみます。というわけで、「費用」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「費用」、金額に「1000」と記入します。
買掛金は「負債」です。仕入代金を掛けで払うので、負債を負うことになります。というわけで、「負債」増えたの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「買掛金」、金額に「900」と記入します。
現金は「資産」です。引取運賃を支払うので、現金は減ります。というわけで、「資産」減ったの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「資産」、金額に「100」と記入します。
【3】先方負担の仕入諸掛り(1)
立替金として個別に処理する場合
上図の仕訳において、ブンポゥ堂はガンバルノート1冊\90、合計10冊\900を卸問屋カイワ屋から掛けで仕入れることにしました。その際、引取運賃を先方負担で立替え払いしたというシチュエーションで考えてみます。
仕入は「費用」です。商品を仕入れるということで、費用がかさみます。というわけで、「費用」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「費用」、金額に「900」と記入します。
立替金は「資産」です。先方が支払うべき引取運賃を立替えたので、債権となり資産は増えます。というわけで、「資産」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「立替金」、金額に「100」と記入します。
買掛金は「負債」です。仕入代金を掛けで払うので、債務を負うことになります。というわけで、「負債」増えたの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「買掛金」、金額に「900」と記入します。
現金は「資産」です。引取運賃を立替えて支払うので、現金は減ります。というわけで、「資産」減ったの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「現金」、金額に「100」と記入します。
【4】先方負担の仕入諸掛り(2)
買掛金から差し引いて処理する場合
上図の仕訳において、ブンポゥ堂はガンバルノート1冊\90、合計10冊\900を卸問屋カイワ屋から掛けで仕入れることにしました。その際、引取運賃を先方負担で立替え払いしたというシチュエーションで考えてみます。
【3】では立替金という勘定科目を使って個別に処理しましたが、今回は【1】の図にあるとおり、買掛金から差し引くという方法で仕訳処理します。
仕入は「費用」です。商品を仕入れるということで、費用がかさみます。というわけで、「費用」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「費用」、金額に「900」と記入します。
買掛金は「負債」です。仕入代金を掛けで払うので、債務を負うことになります(ただし、引取運賃を立替払いしたので、その額を買掛金から差し引きます)。というわけで、「負債」増えたの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「買掛金」、金額に「800」と記入します。
現金は「資産」です。引取運賃を立替えて支払うので、現金は減ります。というわけで、「資産」減ったの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「現金」、金額に「100」と記入します。
以上で、仕入諸掛りに関する仕訳をおわります。
次回は「売上諸掛り」に関する仕訳を取り上げます。
Success is going from failure to failure without a loss of enthusiasm.
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