後編ではビジネスマネジャー検定試験®の本試験対策について説明します.この試験ならではの特徴があります.それを理解して受験するのと,しないのでは,本試験で思わぬ事態に陥ること必至です.
制限時間内で効率的に問題を解いていく戦術が必要になります.実際に出題された問題の概要と,前回取り上げた試験データの数字をもとに,合格戦術を提案します.
&時短解答法のワンポイント・アドバイス❕❕
&合格には戦術が必要❕❕❕
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ありがとうございます!
「問題の文章量が半端ない文字、文字の山❔❕」
これまで、いくつもの試験を経験してきましたが、
この問題の文章量は多い、読むだけでも一苦労!!!
(事例問題の事例の概要が書かれています。ここからさらに問題が個別に出題されます。)
ビッピッ、ビッピッ、ビッピッ……、2時間の合図!!
解ききれませんでした……
こんな経験、生まれて初めて、
問題が分からないなら、対処できるのだけれども
知識では解決できない。要は、この試験では速読力&即決力も問われるのです。
試験後に数えてみたら、文庫本の約50ページ分の文字数の文章を読んで、2時間で問題を解くというものでした。
とはいえ、本を比較的読むほうのなので、ますます解せない。
気を取り直して、別の回の過去問を解いてみたたた……
無常にも、解ききる前に、
再び、
ビッピッ、ビッピッ、ビッピッ……、2時間の合図!!
解ききれません……
試験前日、夜の7時、さて、どうしたものか……。
まさに、マネジャーとしての力量が問われるところか❔
納期は絶対❕❕です。
とするなら、みなさんだったらどうします❔
1.白旗を上げる。
2.運に任せる。
3.戦術を練る。
私は「3」を選択しました。
クライアントの要求は最低70%の品質です。
そうなんです。100%を要求しているわけじゃないんです。
ビジネスマネジャー検定試験®
攻略の戦術的アプローチ
戦術(タクティクス)とは:
ビジネスマネジャー検定試験®の合格基準は100点満点で、70点以上が合格ラインです。
問題をすべて解ききれないということを前提に
7割以上の点数をたたき出す方法を考えればいいわけです。
ここからは算数の足し算の問題です。配点がそれぞれの問題で異なります。
これだぁー💡
配点に注目!
~高配点問題で稼ごう~
ここでは、実際の試験での攻略方法を説明します。
配点で考えます(第5回実施の問題に基づいています)。
1.配点が1番高いのは、第1問と第10問です。配点=各問15点×2=30点
(第1問と第10問の配点は第3回以降、一度も変わっていません)
2.配点が2番目に高いのは、第4問です。配点=12点
(2番目以下の配点は回によって異なります)
3.配点が3番目に高いのは、第2問です。配点=10点
4.残りの計6問は、配点=8点
ご注意:なお、これは第5回の配点で、第1問と第2問の配点を除き、それ以外は実施回ごとに変わっていますので、ご注意ください。あくまでも参考として考えてください。
第1問と第10問の配点を合計すると計30点です。
ここで満点が取れれば、合格最低点70点の42%を確保できます。つまり、この2問でどれだけ点数を稼げるかで、かなりの差がでるというわけです。
第4問と第2問の配点を合計すると22点です。
ここで満点を取れれば、上の30点と併せると、52点、合格最低点の74%を確保できます。
残りの6問で18点を取れば、「合計70点」。
これで合格基準に到達です。
これはあくまでも、理想ですので、そんな満点を取れません。何が言いたいのか、高配点の問題から解くことが重要だということです。
もちろん、そんな都合よくはいかないものの、目途は立ちました。
そして、最後にもう一回、別の過去問で、
この戦術を試すことにしました。
レディー・ゴー❕❕
…………(中略)…………
ビッピッ、ビッピッ、ビッピッ……、2時間の合図!!
やっぱり、解けきれなかったという状況は変わりません。
でも採点結果は、80点ジャスト、今まで最高の出来です。
ちなみに、戦術なき闘いのときは74点と72点でした。
事例問題の第1問と第10問は、真っ先に解くことをお勧めします。この戦術を実行したわたしの結果を紹介します。
………………………………
わたしが受験したとき第1問と第10問の受験者の平均点を紹介します。
第1問=10.7点、第10問=8.2点
2.5点の差がでています。これは時間切れで、解けきれなかったか、焦ってミスをおかしたしのが原因だと思います。
戦術を実行したわたしの結果、第1問と第10問での獲得点数は次のとおりです。
第1問=12点、第10問=12点
平均点より第1問では約1点、第10問では約4点、計5点多く稼ぐことができました。
この段階で合格点の34%を確保することができました。ここでの獲得点数がわたしにとって、合否を分ける大きなポイントとなりました。
………………………………
いざ出陣!!
試験会場に入ると、簿記3級や販売士2級のときと違い、
ほとんど男性ばかり、しかも、年齢層も高い。空気感が違う。
昨日立てた『タクティクス(戦術)』で試験に臨む。
配点の高い第1問と第10問は事例問題で、あるシチュエーションが設定され、それをマネジャーとして解決していく問題です。
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第5回での実際の出題された
問題の概要(一部)
部下から相談を受けたり、部下が事故を起こしたり、セクハラ行為があったりと、時系列で事件やトラブル、問題が発生し、その解決を問われていきます。
そのそれぞれの件について、長い説明文があるのです。
例えば、高配点の第1問と第10問では事例問題が出題されます。
第1問の場合、とある通信事業を営む会社での事例がでてきます。
(著作権の都合上、ぼかしてイメージ表示しています。これが第1問の事例説明です。この説明の後に、小問が5頁にわたり続きます)
第1問がさらに小問題として5問に枝分かれします。
1-1~1-5までの5問で配点が各3点です。
1-1では、新規の通信サービスを開発するにあたり、SWOT分析を行います。そのSWOT分析についての説明について正解の組み合わせが問われます。
1-2では、新規の通信サービスについての企画会議が催され、ファシリテーターの役割についての正解の組み合わせが問われます。
1-3では、新規の通信サービス事業を開始したものの、売上目標の達成が困難となり、その問題を解決する方法の適切な組み合わせが問われます。
1-4では、リスク・マネジメントに関する問題で、正誤の正しい組み合わせを問われます。
1-5では、クレームに対する適切な対応の組み合わせを問われます。
【ワンポイント・アドバイス】
ビジネスマネジャー検定試験®の問題は大部分、「正解」あるいは「誤り」もしくは「正誤」の組み合わせを解答させるものです。
ということは、最初に確実に正しい、誤りといえるものを取捨選択していけば、おのずと正解の絞り込みができます。
たいてい、最後に2つくらい残ってどっちが正解かという判断になると思います。枝切り作業になります。
この枝切り作業に慣れると解答時間の短縮ができます。
事例の概要について2頁にわたる説明があり、小問について1問につき1頁で第1問だけで7頁にわたります。
第10問の事例問題は5頁です。残りの高配点が8頁、つまり、12+5+8=25頁になります。全部で45頁になるので、高配点の問題だけで、頁数全体の55.5%を占めています。
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話を戻して、本試験の続き。
高配点のこの2問をクリア。
後の残りは計算問題や知識を問う、ごくふつうの問題。
その中の次の高配点の2問を解き終わり、時計を見ると、
案の定間に合わない。
1問は確実に間に合わないので、ざっと見て得点になりそうもない問題を1つチョイスし、適当な数字をマークし、残りを必死で解いていきました。
「残り10分です」とアナウンス。
【ここで最後のアドバイス】
ビジネスマネジャー検定試験では、問題の語尾に注意してください。「正しいものを選びなさい」というような常に正しいものを選ばせるものばかりとは限らないからです。
「最も適切でないものを選びなさい」という問題もあります。先入観で正しいものを選びなさいだと思って解答すると、思わぬところで点を落とします。
このケアレスミスを防ぐには、語尾に常に気を配り、チェックマークをつけるのがベストです。これを実践することをお勧めします。
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残り時間、10分、
まだ途中、ラストスパートをかけてなんとか、制限時間いっぱいで終了しました。
【ここ8回分の配点データ】
(最初と最後の配点はここ7回は15点で不動です。しかし、第7回は18点という高配点がでて、配点が大きく変動しました。12点と10点の配点には多少変化があります。)
ドット、コムあげてくる疲れ、頭はしばらくボッーとしてしまいました……
帰りのバス、運よく座れホッ❕ とてもじゃなけど、立っていられません。
同じ試験帰りのおそらくOLさん20代かな❔
しばらく天を見上げて座っているのが印象的でした。
やっぱり、お疲れだったようです。
ある方は、試験開始1時間で帰えられてしまいました。
そのあと、何人かやっぱり、さよならされてしまわれました。問題の文字数に圧倒されてしまったのかもしれません。
事前に試行錯誤の挙句、作戦を練っておいて、よかったと、そのとき感じました。
ところで、試験の出来具合はどうだったの❔
販売士試験のときほど、はっきりとした自信はなかったけど、なんとか、いけるんじゃないかな~~と楽観的でした。
この試験をもってわたしの「資格獲得 奮闘記 1期」はおわりました。1期ということは2期もあるということです。
その前に、この受験を通じての成果と教訓について、次回、アップし、1期は完結します。
次回、
資格獲得 奮闘記 1期 最終回
資格取得の「成果」と「教訓」(👈こちらから)
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取得した資格は?、学習方法やプラスになったことを取り上げます。「教訓」の試験段階では確実に1点でも拾っていく、問題を解く前に大切なことをお伝えします。問題文の読み方に注意!する点です。
【2018.07.15追加】
『試験を終えたら、とっても大切なこと、〇〇をしよう!』 (👈こちらから)
をアップしました。試験を終えたら、それで終わりでなく、とても大切なことがあることをお伝えします。
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わたしの体験記が少しでも、みなさんの学習に
お役に立てたら幸わいです!
みなさんのファイトにエールを送ります!
ここまで、お読みくださり、ありがとうございます。
※「ビジネスマネジャー検定試験」は東京商工会議所の登録商標です。
Success is going from failure to failure without a loss of enthusiasm.