撮影の帰り道、
駅のホームで夕焼け空を見て思い出してました。
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駅のベンチで赤からオレンジ、うす黄色に変わるグラデーションの空を見つけた💕
ねぇねぇー!すっごい夕日が綺麗だよ😊
と、興奮気味の小1の私。
あーほんとだね。とチラッと見て、
すぐに読みかけの本に目線を戻す父。
もう、ずっこけた。
こんなきれいな色を見て
なんで
あんなにふつうなの??
違う所、見てるのかなぁ?
全く理解できない幼い私は、
まだ喰らいつく。
ねぇねぇー、あそこだよ。
あの建物の、向こうに見える
あの空の色だよ!
分かってるよ〜。うん、きれいだね。
父のリアクションは
まさに暖簾に腕押し。
なんで????
幼い私は一生懸命考えた。
父にはあの色は分からないの?
父の目にどんな風に映っているの?
もしかしたら、同じ色に見えていないのかもしれない!
違う風に見えてるのかなぁ?
でも入れ代わって確かめることはできないし💦
人の目は、みんな同じじゃないのか?
ってことは、おんなじものを見ているつもりで
みんな違って見えてるの?
あれ?人と入れ替われないんだから
それを確かめることは、誰にもできないよな〜?
じゃあ、答えはどこにあるんだ?
あれ?私がきれいに見えたのも
本当は間違ってるのかもしれない。
でも、これも変わって確かめてもらうことも出来ないから
それも分からない。
あーーー!
とにかく、
どうしたらこの感動を分かってもらえるんだ‼︎
幼い私は、
この目に見えるものの謎のぐるぐるに
頭が爆発しそうになりました。
これが記憶に残る
目に見えるもの、色を伝えるって
どうしたらいいんだろう?の迷宮に迷い込んだ
いちばん初めだった気がします。
そして何十年も経ってから
再びまたこのぐるぐるに
対峙することになるのです💦
つづく。