以前、イングレスというスマホ位置情報のゲームを知り合いから勧められまして、面白かったのでとりあえず頑張ってやっていました。
5/6 暇に任せて書き直しました。
説明が下手なので、あくまで「けものフレンズ」を視聴した人が対象とした考察記事とします。
しかしネタバレは含みません。お暇でしたら読んでください。
アニメ「けものフレンズ」を各話3回づつくらい観ましたw
多いところで5回以上は観てる。全12話なので、延べ40話以上は観てるかと。
こんなに何度も同じ映像作品を観たのはハリソンフォードのブレードランナー以来だと記憶してます。
なんでこんなに引き込まれたかなと、そしてなんでこんなに人気作品になったかなと、そもそも普通に映像作品を観ててもだいたい途中で飽きたりしますし、こんなにもアニメを観ることなんてないから、その要因を真剣に考えてみましたw
●物語の概要について
「けものフレンズ」は擬人化した動物がはびこる世界に、主人公である記憶のない人間が紛れ込んだことから始まります。
主人公は擬人化したサーバルキャットと出会い訊ねます。「自分は一体何の動物なのか、なぜ記憶がないのか」と。そのサーバルキャットは「図書貯蔵施設の管理人に会えば疑問点を解消できる」と答えます。
そして自分の存在意義やルーツを探るべく、そのサーバルキャットと図書貯蔵施設までの旅に出ます。そして途中で一体のガイドロボットと称する自立歩行型AIロボットと出会い、一人と一匹と一体が共に旅を始めます。
世界観としては、パブリックスペースだったと思われる廃墟となった建造物や施設、放置された電気自動車があり、また、それらが破壊されたような形跡があります。
そしてそこには無数の擬人化した動物が自由に暮らしています。
●擬人化した動物について
擬人化した動物は同じ種が重なることはありません。生活は人間のように物を作るということはなく、人間が作った過去の遺物を利用したりして営まれています。また、食糧はAIロボットが運んでくるために生活での困窮はありません。
しかし擬人化した動物達は協力や友和的な関係を有していたいという願望があり、例えばアルパカ・スリは喫茶施設で紅茶を淹れて他の動物を招いており、ジャガーは木製の台車に他の動物を乗せて河の渡船を行っており、キタキツネは温泉施設を管理してカピバラなどに施設を利用してもらうなど、文化的には人類と遜色ない生活を営んでいます。
しかし特に何もせず動物の生態に沿って思い思いに生活している動物もいます。コツメカワウソは壊れた橋を滑り台として利用し思うがまま遊び、オグロプレーリードッグはひたすら穴を掘っており、スナネコは刹那的な好奇心を満たすために思うがまま行動し、当初出会ったサーバルキャットに至っては狩りごっこと称した動物を背後から襲う遊びをしていました。
その状況から、擬人化した動物の知能は8歳以下の人類の子供に類似し、動物の生態に基づいた行動を取っているように見えます。話す内容は特に深入りをしない為、浅い内容の考えしか有していないように見えます。しかし中には本を読み創造することができる動物もいます。
●没頭してしまう理由
内容的にはほのぼのとした癒しのロードムービーではありますが、前述の廃墟となった建造物や施設から視聴者はシリアスさや不穏さを感じさせるものとなっており、主人公がルーツを辿っていく過程でSF的なシリアスな度合いが高まっていきます。
そういった少しづつ明かされていくシリアスで不穏な空気感を記憶のない主人公は気にしません。代わりに視聴者がそれを感じ取り、物語の幅を視聴者が膨らましてしまうという巧みな展開が行われています。
また、主人公は状況打開の能力に優れており、視聴者はほとんどの作品で重きが置かれるであろう主人公への感情移入を横に置いて、この世界観に没頭し、考察をしてしまいます。
●「けものフレンズ」が視聴者に残すもの
「けものフレンズ」は世界観への没頭に加え、現代の人間関係に疲れて答えを得ることができないまま彷徨っている人に対して一つの提案を示しているということが含まれています。
それは「真のポジティブ」とはこういったことじゃないかと提案してきていることです。
Twitterを見ていると、
「わーい たーのしぃー!」
「○○ちゃんは△△が得意なフレンズなんだね!」
「へーきへーき。フレンズによって得意なことは違うから」
「すっごーーーーーい!!!」
などの言葉がよく目に入りました。
あくまで作中にさらっと流れた言葉でしかないのに、視聴者はこれらのポジティブな言葉が脳裏から離れなくなり、ついついTwitterでつぶやいてしまうという巧みさです。それらは「けものフレンズ」からの提案を視聴者が受け取って行動に移したということです。そしてこの提案に乗った視聴者及びその言葉を受け取った非視聴者も含め、なんとなくポジティブな思考になってしまう、ポジティブさの連鎖を狙っているものと考えられます。
このポジティブな感覚は視聴者を魅了し、「けものフレンズ」全12話の物語は終了してもなお、人気が引き伸ばされる要因となっていると考えられます。
●理想郷に浸るだけではない、現実に向けての提案
オープニング曲とエンディング曲は、理想郷と現実とを結びつける橋渡しをしています。
OP曲では「獣はいても除け者はいない」と、理想郷を歌っていますが、
ED曲では「たまには二人語り合おう 嫌な事は全部吐き出そう とびきりの長いアドバイスはちゃんと聞いて」と、現実要素のある歌詞になっています。
視聴者は各話毎回毎回聴くことによって「理想があって、現実がある。」と否が応にも認識してしまいます。そして次の話が始まることで「現実があって、理想の世界に浸れる。」と認識してしまいます。
これは各話の内容と相まって、理想と現実を分けて現実と向かい合い、ポジティブに生きていこうと提案をしてきているのかなと。そしてまた、今までの人生を振り返って、もっとポジティブに生きていこうと、もっとポジティブに生きていけるんだと、そんなことを視聴者に提案し促しているのだと思います。
頭の中ではまだまだ書きたい言葉はありますが、
能力不足のため、上手く書けませんので、
補足リンクを付けておきます。
すごーい!の連続、『けものフレンズ』チームに3万字インタビュー
なぜ『けものフレンズ』はヒットしたのか? 現役CGアニメ監督にその要因を聞いた
1年で365本ひたすら映画を観まくる日記 日本映画のレベルが低くなったのはテレビ局のせい?
過去撮った動物の写真
- 一眼で撮った写真は、ほぼこのブログだけに公開という形を取ってきました。
販売できる様な写真が撮れているわけでもない。
































