太宰府天満宮がある福岡県太宰府市。
数年前、宇美駅から歩いて大野城跡の山城を経由して
太宰府までハイキングをして来たときに目にした
梅ヶ枝餅。
その時は時間がなくて食べられなかったので
梅ヶ枝餅目当で太宰府へ。
お土産店でも購入できますが、
せっかくなら太宰府で焼き立てを食べたい。
太宰府天満宮に向かい参道沿いにはお店が立ち並び
梅ヶ枝餅を売っている店はたくさんあった。
その中から、参道入口にある萬屋へ。
梅ヶ枝餅と書かれた関東式の水引暖簾が可愛らしい。
梅ヶ枝餅
その昔、大宰府(昔の”だざいふ”は点がない大の文字)に
藤原時平の策略により、菅原道真は配流された。
近くの老婆が、菅原道真を憐み
好きだった餅を梅の枝にさして差し上げたことが始まりらしい。
今は梅の刻印がはいって焼きあげられている。
渡された梅が枝餅は熱々。
近くのベンチに移動して噛りつくと
生地の外はかりっとして中はもちもちで
あんこの甘さが絶妙。
前にきたとき食べなかったことを後悔するほど
美味しい。
太宰府(中世以降の”だざいふ”は点がある太)を
訪れるなら食すべき一品。
萬屋
福岡県太宰府市宰府2丁目6-11
9:00~17:00 火休
太宰府を訪れた翌日。
福岡県福津市にある
宮地嶽(みやじだけ)神社へ。
どしゃ降りでしたが、雨の宮地嶽神社は
静かでよかった。
宮地嶽神社といえば、有名なのが光の道。
宮地嶽神社から海まで参道が真っすぐで
沈む夕日が照らし出す光景が光の道と呼ばれている。
ただ、その光景が見られるチャンスは、
毎年2月下旬と10月下旬の2回だけです。
知ったふうに書いたけど、実は何も知らずに行ったので
JR福間駅内にある、ふくつ観光協会で教えてもらいました。
福間駅から宮地嶽神社まで、けっこう離れているので
行き方とか、丁寧に教えてもらいました。
ふくつ観光協会の方、親切丁寧に有難うございました。
年2回、光の道が現れる宮地嶽神社参道。
宮地嶽神社
日本一(国内最大級)といわれる特大の注連縄。
日本三大注連縄のひとつらしく、他は
出雲大社(島根県)と出雲大社常陸分院(茨城県)。
二社は出雲大社なので、宮地嶽神社は一社でがんばってます。
この奥にある奥之宮も見ようと歩き始めたものの
あまりの雨に止めることに。雨宿りしたい。。
雨宿りついでに休憩しようと参道にある
人形屋食堂へ。
松ヶ枝餅!?
庇や籠に、松ヶ枝餅と書いてある。
太宰府天満宮には梅が枝餅があったが
宮地嶽神社は松ヶ枝餅なのか。
対抗馬的な餅!?
興味を惹かれて食べてみることに。
早速、松ヶ枝餅を注文。お茶は無料でした。
白いのが松ヶ枝餅、緑のはよもぎ餅。
松ヶ枝餅は、宮地嶽神社の社紋、
三階松が焼印されている。(うっすらと)
製法は、梅が枝餅と同じく
生地の外はパリッとして中はもっちり、
控えめなあんこの甘さが美味しい。
外側の羽根のような生地は特にぱりっとしてる。
太宰府天満宮の梅が枝餅と
宮地嶽神社の松ヶ枝餅。
甲乙つけがたく
どちらも美味しゅうございました。
もしかして。。
梅と松があるならば
松竹梅で竹ヶ枝餅という餅も
福岡にあるんじゃないか!?と思い
調べてみると。。ありませんでした。
福岡県内のどこかの神社で
竹ヶ枝餅を売りだせば、
松竹梅そろうんですけど、
どこかやりませんかね。(個人的希望)
宮地嶽神社前のバス停に行ってみると
バスが出たばかり。
参道から信号を渡った先にカフェがあり
またまたコーヒー休憩を。
カフェ時季の音(ときのね)
靴を脱いであがる店内は、
木のぬくもりに包まれてゆったり。