下ノ廊下~阿曽原温泉小屋で一泊~二日目の夜から朝 | そばにArt ~いつかの記憶~

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黒部ダムから約18km歩いて

阿曽原(あぞはら)温泉小屋へ。

 
男女1時間入替制の露天風呂。
男は16~17時が入浴時間でした。
(夜20時以降は自由。混浴ですが)
小屋に着いたのが16時半過ぎで
急いで露天風呂へ。
小屋から普通に歩いて10分弱の
山を下った場所にあるので、
正味浸かれたのは10分でしょうか。
疲れが吹っ飛びました。
若者二人と男最後の入浴客となり、
急いで服を着て入浴終了。
最後に湯を出た人は、
上に戻ったら女性達に、
“男性の入浴終わりました!”
とお知らせするのがマナーなんですが、
戻る途中の温泉にまだ近い場所で
女性達に遭遇。
数分17時過ぎてしまって。。
“男性入浴終わりました”と告げたところ
“2分オーバーだぞ♪”なんて
笑顔で言われてタジタジに。
 

夕食は18時からが基本。

なんですが、宿泊定員48名(12名×4室)

のところに58名の宿泊。

途中でテントのポールを落して

テント泊出来なくなってしまった人や、

山行予定を疲れて消化できなかった人など

を受け入れて定員オーバーに。

食事は3交代制になりました。

夕食まで時間があったので風呂上りの一杯。

格別の味♪

この日のビールの美味さは忘れられない。

 

お待ちかねの夕食。

夕食はカレーでお代わりし放題!

地元のブランド豚を使ったカレーは

美味い。

私は2杯食べましたが、

一緒にいった仲間は4杯食べてました!

 
食後は、過去にNHKで放送された
阿曽原温泉の特番をみんなで見るのが
通例らしい。
特番を見ながら、山小屋のご主人、
佐々木泉さんがいろいろ説明してくれます。
阿曽原温泉小屋は、ベニヤで組み立てた
山小屋で、夏~11月初旬の短い期間しか
営業していません。
冬は放置しておくと雪崩に壊されるため
雪が降る前に小屋を解体して
雪が解けるのを待ちます。
組立の映像などが見られる
貴重な時間でした。
 

部屋に戻り、就寝の準備。

12名部屋で、布団の敷き方は

まるでパズルです。

1ミリも隙間はありません。

寝る場所は、部屋の12人で相談し

男性女性混合でした。

image

 

消灯は21時ですが、

みんな早朝に出発とのことで

20時半には電気を消して眠りに。。Zzz

眠り前に天井の蛍光灯を眺める。

翌早朝、朝3時半過ぎ
第一陣の出発組3名が起床。
電気は点かないので、
みんなヘッデン(ヘッドライト)で
暗闇のなか準備を始めた。
慣れたもんで昨夜のうちに
ほぼ準備を済ませているので
あっという間に小屋を出て行った。
仲間たちはすやすやと眠っていたが
目が覚めてしまった自分は、
ヘッデンを頼りに温泉へ。

 

早朝4時半過ぎの

阿曽原(あぞはら)温泉。

先客は二人、

灯りは各々のヘッデンのみで

なんとも雰囲気がいい。

耳を澄ますと下に流れる黒部川の音。

※先客二人に了承をもらって撮影してます。

 

上を見上げると一面の星空。

贅沢な時間としか例えようがない。

オリオン座が綺麗に見え、

流れ星を二つみました。

今まで見たことがある流れ星は

一瞬であっという間でしたが、

阿曽原温泉で見た流れ星は

尾が長くて美しい流れ星でした。

一緒に来ることが叶わなかった友が

空から見守ってくれているのかな、と。

 
ゆったりと湯に浸かり、上に戻ると
テント場は大賑わい。
みんな出発の準備に大忙し。

 

 

山小屋から山の上を眺めると

灯りがちらほら。

早朝出発組のヘッドライトの灯りが

ゆらゆらと動いていた。

 

朝6時、朝食。

こんな山奥で温かいご飯と味噌汁が

食べられることが有難い。

 

 

6時半出発

早朝は満天の星空を眺めながら

温泉に浸かっていたのに、急に雨が降ってきた。

すぐ止むかと思いきや本降りに。

やはり山の天気はわからないものだ。

雨の中、出発しました。