山嵐そば「季節の旨いものと酒sawa」北海道網走市 | そばにArt ~いつかの記憶~

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北海道網走市にある店。

JR網走駅から徒歩15分程の場所に

繁華街のある一画があるのですが、

そのなかに佇んでいる。

 

網走に着いたのは夜。

数軒ある蕎麦屋は、すでに閉まっていた。

蕎麦を食せる店を探していたら、

この店に辿りつき、予約をしてお店に。

 

店名から、和風の落ち着いた店構えを想像していたが、

明るいカントリーチックな店構え。

店内は落ち着いた照明で、L字のカウンターへ着席。

 

まずは生ビール!と思っていたのですが、

サッポロクラシックの瓶があったので、変更。

ん~美味い。

店内は、カウンターの他に、

小上がりやテーブル席がありましたが、ほぼ満席。

(カウンターも、あと1席しか空いてなかった。)

 

お通し

野菜に、ちょどよく出汁が染みている。

これは、他の料理が楽しみ。

しかし、隣の客が注文した料理に、

ちらっと眼をやると、美味そうだけど、けっこう量がある。

ザンギ、ホッケ焼、サラダ、刺身盛りなど、

食べたいけど、1人じゃ無理そう。。

 

お品書きを読んでいくと、、

網走産夏野菜の天ぷら盛り(1,280円)というのがあった。

食べたいけど、他の客に運ばれたのを見ると、

やはり、量がけっこうある。

近くにいた若い金髪スタッフに相談すると、

1人分でも作りますよ、と言ってくれた。

そして、供されたのが、この天ぷら盛り。

なんてちょうどいい量なんだ。

臨機応変に対応してくれて、有難う!

野菜はどれも味が濃くて美味い。

 

飲み食いしながら、店内を眺めていたのですが、

スタッフの動きが、とてもスムーズで素敵でした。

L字のカウンター内外に5、6人いたのですが、

連携がうまくとれていて、ちょうどいいタイミングで

お客に声をかけたり、料理を運んでゆく。

お店が人気になる理由のひとつでしょうね。

 

バジルの天ぷら、美味い。

 

知らない酒の名を見つけ、

若い金髪スタッフが近くにいたので

尋ねると、けっこう美味いという。

若者を信じて頼んでみた。

君が袖 普通酒

汲み上げた網走の湧き水を、

北海道新十津川町にある金滴酒造に運んで

仕込んだ酒。

普通酒らしからぬ口当たりと、後味のキレ。

美味いよ、金髪兄ちゃん!

 

空いていた隣の1席に外国客がやってきて満席に。

 

耳をそばだてていた訳じゃないんですが、

注文のやり取りが聞こえてきて、

飲み物 → 「日本酒をください。」

食べ物 → 「塩辛をください。」

渋い!いきなり、酒と塩辛である。

そんな外国客、初めてみました。

とても興味を惹かれたので

話しかけると、日本語ペラペラ。

日本人である自分より正しい日本語、

日本在住のフランス人の方で、

網走→旭川→函館と旅をするという。

1人客どうし、適度に会話を楽しみながらの

いい酒でした。

 

酒の肴はこれ。

初物 網走産鮭しょう油漬け焼き 880円

鮭の漬け具合がほどよくて美味い。

しかも、いくらまで乗っかっている。

添えられた山わさび(ホースラディッシュ)。

これが、また鮭にも酒にも合う!

 

次に飲んだのが、

男山 諸事情 純米吟醸

コロナ禍による自粛で、出荷できなかった酒をブレンドした

数量限定の酒。

この男山、個人の所感ですが。。

いままで飲んだ男山で一番美味い!と思う。

旨みがしっかりあって、嫌みのない吟醸香。

見つけたら、お勧めです。

 

〆はこれ。

山嵐そば 880円

蕎麦に山わさびを振りかけた、冷たい蕎麦。

山わさびがたっぷり。

まとめて口にいれると、辛みが鼻にくるのですが、

蕎麦と合せると、美味い。

このくらいに散らして、食すとちょうどいい。

美味しい料理と酒でした。

また食しにきたい。

 

そういえば。。

いろいろ対応してくれた金髪兄ちゃん、

網走にある東京農業大学オホーツクキャンパス

に通う真面目な大学生でした。

農作物の病気を勉強していて、

網走をとても好きな学生でした。

金髪だから、そうは見えなかったよ。。ごめんなさい。

網走でがんばってね!

 

季節の旨いものと酒 sawa(さわ)

北海道網走市南3条東1丁目

17:30~0:30 日休