タプコル公園に並ぶイスの謎
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前回に続いてタプコル公園。
ソウル事務所長が、タプコル公園に並んだいすの謎を解き明かしてくれました。
公園内には、このようにいすがずらっと並んでいます。
また、公園の中にはテントが並んでいます。
中には何人か座っています。
冬は寒いソウル、テントの中には暖房器具もあります。電源が入っていないということは、厳寒期に比べてだいぶ暖かくなったのでしょう。
通路を取り囲むように並べられた椅子とテーブル。
こちらには屋根があります。
椅子だけのところも。
これらは一体なんでしょうか?
PCR検査の順番待ち?
いやいや、タプコル公園は、貧しい人、特に高齢者の福祉の場になっているようです。緑色のテントは暖房があり、寒い冬でも暖を取れる休憩所として使われていました。
たくさん並んでいる椅子とテーブルは、配給される食事を食べるための場所になっているようです。
なるほど、だからタプコル公園にはハラボジが多いんだ。
元々、タプコル公園は円覚寺というお寺の敷地です。
仏教の施しの精神が今も続いているのでしょうか?韓国では芸能人の寄附も多いですからね。
公園の近くには円覚寺老人無料給食所という施設があり、そこでご飯が配給されています。
そこでご飯を受け取って、タプコル公園で食べられるようになっているようです。
ちなみに写真の左下は床屋。理髪が5000ウォン、安い!安いだけに、カットの髪型は、韓国の伝統的なアジョシスタイルです。
タプコル公園の周りは、安い店が多いです。例えば、この食堂「故郷家」では、ヘジャングが3000ウォン!3000ウォンで一食食べられるとは、安すぎですね。
路上では、将棋に興じるハラボジたち。これぞ鍾路の風景です。
寒さも和らいで、春の訪れが近い、タプコル公園前でした。
by aero-K