ソウルからのレポート ソウル市立美術館 | 新・「ソウルの達人」への道

新・「ソウルの達人」への道

ソウルを中心とした韓国の魅力を不定期で紹介します。

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

さて、ソウルに駐在しているソウル事務所長から、最新のレポートがありましたので、例によって、勝手にブログに投稿します。

以下、斜字体が所長のコメントです。

市立美術館に行ってみました。
この美術館にはコレクションを常設展示しているのはないみたいで、毎回企画展ばっかりやってる感じがした。この時やってたのはホミンとジェファン展という企画展。入場料金は無料でした。コレクションの展示で無料というのは考えようによってはわかりますが、企画展が無料と言うのは驚き以外ありません。まぁでもタダなんだからこれから企画展があるたびに行ってみようかな。
ロゴマークがかわいいというか、おしゃれだ。
(追加)休みのせいか、有名なアーティストなのかかなり人は入ってました。ほとんどが若い人たちでしたね。


私も、ソウル市立美術館には行ったことがありますが、確かに入場無料で、来場者も多かったですね。


この美術館は現代アート系なんだろなと。


そもそも、ソウル市内自体に、いろんなところに現代アートの作品が置かれていて、アートに予算をかけていると感じていました。聞いたところによると、大規模なビルを建てる場合は、アート作品を設置しなければならないとか。


外観はレンガ造で重厚。美術館になる前は家庭裁判所だったみたいです。


美術館がある、徳寿宮周辺は。歴史的な建物があり、閑静なところです。


あっと驚く!

この鉄板と石の作品は、そしてここは韓国。リウファンの作品かなと思って、周りを見たが、作品名や作家名は見当たらなかった。でも、多分リウファンだよね。見れて良かったです。


アートに疎い私は、リ ウファン(李 禹煥)が誰だかわかりませんでしたが、香川県の直島にある李禹煥美術館は、安藤忠雄設計の美術館で、日本国内でも有名なんですね。


ホミンとジェファン展


ポップですね。


なんと中に入ると、レンガ造の感じはなくなっていた。ちょっと残念。


外観はそのままで、中をリノベーションして使うのは、韓国人得意ですね。


ジェファン作 The Essence of The World

黄色の画面にたまごの殻が貼り付けてある。

タイトルの重さと作品の肩肘張らないライトさのギャップがいいね。


ほんとだ。卵の殻が付いている。


ジェファン作 絶滅

黒い画面が6つあって、お月様が欠けていったり、赤の画面が小さくなって最後は鳥がくわえて飛んでいった。

なんかのコンセプチュアルな何かが相当あるんでましょうけど、さっきと同じで、タイトルの重さと作品のライトさのギャップがいいね。


映像室では自由にイスを出して鑑賞するスタイル。自分にとっての適切な距離を取れるからこのやり方はいいかも。家族同士でいまさら離れる必要ないしね。


椅子を出す、その一つの動作でも、自分の意思で行うことで、無意識のうちに能動的な作品鑑賞をするのでしょう。なんてね。


美術館に必ずある大型エレベーターが懐かしいです。韓国に来る直前は青森県立美術館勤務だったので。一般のお客さんが見られるところにあるのは驚いた。


いわゆるバックヤードがバックにはないということか。


所長は、前職は美術館勤務だけあって、美術館運営者としての裏方的な視点を含め、面白い投稿でした。



[NAVERマップ] ソウル市立美術館 서울 중구 덕수궁길 61 서울시립미술관


by aero-K