徳寿宮の中にある国立現代美術館の今 | 新・「ソウルの達人」への道

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ソウルを中心とした韓国の魅力を不定期で紹介します。

十和田市現代美術館に入っているスゥ・ドーホさんの作品。これは「カルマ。

徳寿宮現代美術館


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます😊


ソウル事務所長が、先週、徳寿宮にある現代美術館に行ってきたそうで、その写真を借りて掲載します。


徳寿宮の前は工事中。


徳寿宮の中にある現代美術館では企画展を開催中。徳寿宮の入場料は1000ウォン。美術館は無料だそうです。


チケットはスキャンして入退場管理。人が手でもぎったり、スタンプ押したりとかはもうなし。これは、コロナ後もスタンダードになるでしょう。


この点、日本の美術館や博物館では、未だに紙のチケットを人がもぎっているところが多いですね。


徳寿宮は、ソウルの大都会の中にポッカリとあるまるで異次元の空間。


周辺のビルが写ってしまうのは仕方がないです。写真の中にはソウル市庁舎が写り込んでいます。


美術館の隣の資料館。7月12日から閉鎖となっているので、感染が落ち着いていた時は開いていたのでしょう。ちなみに、私はこの中には入ったことがありません。


現代美術館では企画展を開催中。


「DNA:韓国美術 昨日と今日」

下にあるバーコードを読み取るとユーチューブへとぶ。専用アプリで音声ガイドも聞ける。韓国語と英語で対応。Wi-Fiも全館対応。


そして、館内は全ての作品が写真撮影可能となっています。海外では、写真撮影可能な作品が多いですが、日本では、撮影不可の方が多いですね。


美術関係の本が展示されている。全部1900年代のもの。


その中の一番古い本は日本の民芸を芸術にした柳宗悦のものということに驚き。


柳宗悦は、朝鮮総督府が光化門を解体しようとしたときに、韓国の伝統文化を守ろうと断固反対した日本人である。


焼き物の展示の隣に本が展示されている。学芸員の意図があると思うが、理解することが難しい。


焼き物の隣に写真の作品かなと思ったら、油彩画。面白い。


QRコードを読み取るとユーチューブに飛ぶ。作品の隣にもある。


彫像の左隣がちょっと曇ったガラス。右隣が鏡になっている。このガラスと鏡を組み合わせた仕切り壁がこの企画展では多用されていた。学芸員や展示デザイナーの意図を考えてみるのが面白い。


二人掛けソファに白丸がある。一人分空けて座ってくださいということか。文字で書かないでデザインで伝えるところが美術館らしい。


ここは建物の躯体は残しつつ、展示室だけ美術館用にリノベーションしている。


入り口付近。予約してくださいとか書いている。


国立現代美術館のオリジナルグッズ。


美術館の登り階段から徳寿宮全体を見下ろすとこんな感じ。


国立現代美術館では、2008年に青森県立美術館と共同で、韓国の版画家 崔永林と、その師匠である青森が生んだ版画家 棟方志功の二人展を開催しています。


ソウル事務所長は、前任が青森県立美術館だったので、きっといろんなアイディアで交流を深めてくれるでしょう。


ところで、写真には人が写り込んでいませんが、コロナ禍で一体どれだけの来場者がいるのか、気になります。


by aero-K