さすがに大人になってからは誕生会とかする事はないけど、
子供の頃にどういう風に祝われてたかなと考えても、
正直もう記憶にほとんど残ってませんね。
ケーキがあってうれしかったという感想が私には新鮮なのです。


家は菓子屋なので、家を離れるまではケーキといえば身近過ぎるもの。
おやつには普通に出てくるし、カステラの切れ端とかは常に食べ放題。
クリスマスを過ぎれば一週間くらいは毎日余ったケーキを食べた日々。


ケーキはお金を出して食べるものという感覚がなかったので、
社会人になって初めて自分のお金でケーキを食べた時に、
あまりの値段にかなり衝撃を受けたね。


多分誕生日にケーキは毎年あったと思う。
父が仕事から帰る時に適当に材料を職場でみつくろって、
ちょいちょいと作って持ち帰ってきた感じかな。
いつもケーキ食べてると、誕生日の特別感はなかったね。


ずっと考えてたらちょっと思い出した。
アイスケーキを買って来てくれたりして、
それがとてもうれしかった記憶があるね。
家で作ってないものはやはり特別だし、アイス大好きですから。


高校以降は家を離れたので家で祝う事はもうなかったね。
高校の時はクラスでバースデーカードを書き合う習慣がありました。
クラスメイト全員に3年間書きましたよ。
私も毎年もらったとは思うのですが、1年の時のだけ残ってて、
2~3年でもらったであろうものはどこへ行ったか不明な感じ。


ただ、残ってる1年の時のものを数えると24枚、
たしかクラスは38人とかだった気がするので、
書いてくれなかった人がけっこういたのか、私がなくしたのかだね。


中身を見るとけっこうひどいのも多い。
授業中寝てばっかいるんじゃねえよ的なのが7枚も。
寝方が派手なんだよとかよだれをたらすなよってのがうち6枚。
成績がよかったのでそれに触れたのが6枚、
でもその半分は寝てんのに成績いいのを皮肉る感じ。


まあ確かにクラスで一番寝てるやつだった自覚はあり過ぎたね。
中学までは授業で寝るなんて事は全くなかったけど、
全寮制の高校行って、特に1年は上級生に奴隷のように使われて、
虐待され続ける地獄の日々だったから、疲れて眠くもなると。


文化祭で劇やったので、それを書かれたのが3枚、
委員会を決める時に貧乏くじ引いて、演劇委員会に配属されたのでした。
演劇部はなく、劇やりたがる人もいないけど、
文化祭に劇は必要だろうということで、委員会活動で劇やる学校でした。
部活がバドミントンだったので、それを書いたのが10枚と最多だったね。
居眠りネタが最多でなくてよかったとは思う。


大人になってからは、2回サプライズで祝ってもらった事があるね。
友人達と郡山でカラオケしてた時にこっそりケーキ頼まれてたのと、
札幌に行ってカラオケのオフ会に参加した時に、
ケーキが準備されてたってのがあってうれしかったね。
どっちも地元じゃないってのがなんかすごいけど。


家から離れて長くなった今は、
さすがにケーキが身近ではなくなったので、
あればうれしいのかもしれないと思うけど、
サプライズでもない限り用意することがないという話かな。