小豆地区消防本部に、救命処置が可能な医療機器搭載の高規格救急車が、日本損害保険協会四国支部から寄贈された。

 寄贈された高規格救急車は血圧や心拍数、酸素飽和度などをリアルタイムで医師に連絡する生態情報監視装置、人工呼吸を効果的に行う人工呼吸装置、患者の心室細動に対して医療知識や複雑な操作なしに電気的に除細動ができる自動体外除細動器「AED」などを備えている。

 心臓震とうを救命できる医療機器・AEDについて説明 バットやボール、けんか…胸への衝撃で不整脈 を起こしやすい AEDは心臓の働きを改善させる医療機器。

 野球のボールやバットが胸に当たって子供が突然死する事故が相次いでいる。原因は「心臓震とう」。聞き慣れない病名だが、健康な子供でも一瞬にして命を奪われる危険性がある。

県内の空き地で、ソフトボールをしていた小学1年の男児の左胸に、上級生の男児が振った金属バットの先が当たった。小1男児はその場に倒れ救急車で病院に運ばれたが、死亡した。

 死因は「心臓震とう」。心臓の真上に受けた衝撃が引き金となり、心室が不規則に細かく震える不整脈「心室細動」が起きている状態だ。全身に血液を送り出す心臓のポンプ機能が失われ、突然死につながる。

 発育過程の子供は胸の骨などが柔らかいので衝撃が心臓に伝わりやすく、心臓震とうになりやすい。

AEDとは、Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器の略で、一般市民が電気ショックを行うことができるようにつくられた医療機器です。
AED寄贈サイト
http://aedkizo.com

 総務省消防庁は12月15日、昨年救急搬送された心肺機能停止傷病者に関する統計「救急蘇生統計」を発表した。それによると、昨年心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例は20769件で、このうち一般市民による心肺蘇生が行われた症例の1か月後生存率は12.8%だった。これは、一般市民による心肺蘇生が行われなかった症例の1か月後生存率8.2%と比べ4.6ポイント高く、消防庁では、現場に居合わせた一般市民による迅速な救命手当ては「救命や社会復帰のために非常に重要であると言える」との認識を示している。

 統計によると、一般市民によるAED(自動体外式除細動器)の実施件数は807件で、統計を始めた2005年以降、92件、264件、486件と年々増加している。
 また、昨年心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち、一般市民により除細動が実施された症例は429件で、その1か月後生存率は43.8%だった。

 消防庁によると、昨年中の救命講習修了者数は161万9119人と過去最高。心原性かつ一般市民により目撃のあった心肺機能停止傷病者のうち、一般市民による応急手当ての実施率も48.0%で、年々増加しているという。

AEDとは、Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器の略で、一般市民が電気ショックを行うことができるようにつくられた医療機器です。
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 心肺停止で倒れた人を救命するため、居合わせた一般市民がAED(自動体外式除細動器)を使ったケースが昨年1年間で807件に上り、前年の1・6倍に増えたことが総務省消防庁が15日発表した2008年の救急蘇生(そせい)統計で分かった。

 調査を始めた05年と比べると8・7倍の増加。救命された患者の1か月後生存率は43・8%で、前年より1・3ポイント向上した。
 一般市民がAEDを使えるようになったのは04年7月から。その後、官公庁や体育館、学校、駅、商業施設などへの設置が進んだ。厚生労働省によると、昨年12月現在、一般市民が利用できるAEDは全国で約15万台となっている。

 消防庁は「AEDが普及し、救命講習を受けた人が08年に過去最多の約162万人となったことも要因」と分析している。

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AEDの取り扱い方法などを説明した子ども救急医療講習会(綾部市青野町・市保健福祉センター)
 子どもへの応急手当てを学ぶ「子ども救急医療講習会」が7日、京都府綾部市青野町の市保健福祉センターであり、子育て中の母親や市職員ら約15人が講師の話に耳を傾けた。
市消防本部の塩見幸作担当長がAEDの取り扱い方法や、人工呼吸と心臓マッサージを繰り返す心肺蘇生(そせい)法を説明。参加者はメモを取りながら聞き入っていた。

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