新聞販売所の地域への貢献活動をたたえる「日本新聞協会 地域貢献大賞」の表彰式が15日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルであり、地域貢献大賞1件、地域貢献賞22件が表彰された。  毎日新聞関連では、毎日新聞・福島民報販売店会安達太良(あだたら)会(福島県本宮市など、柴山豊会長)の地域安全協力活動▽藤枝江崎新聞店(静岡県藤枝市、江崎晴城代表)の小学校への自動体外式除細動器(AED)の寄贈と「命の大切さを伝える授業」の実施▽毎日新聞鵜沼専売所(岐阜県各務原=かかみがはら=市、川村益美所長)の「しめ縄作り」による3世代ふれあい活動--にそれぞれ地域貢献賞が贈られた。

 宗像地区消防本部(福岡県宗像市田熊)は14日、幼稚園の運動会で心肺停止になった男性を救助したとして、北九州市消防局の救急救命士、植山利彦さん(59)(芦屋町高浜町)、福岡市消防局職員の河辺剣三さん(29)(宗像市池田)、看護師の牟田陽子さん(38)(同市公園通り)に感謝状を贈った。

 3人はたまたま、保護者などとして運動会に参加していた。男性は後遺症もなく無事に社会復帰しており、宗像地区消防本部は「救急のプロが偶然、こんなにそろうことは珍しく、不幸中の幸いだった」と話している。

 3人は10月6日、宗像市田野の玄海東小グラウンドで行われた幼稚園運動会に参加。騎馬戦終了後、30歳代の保護者の男性が突然、倒れた。心肺停止状態だったため、手分けして、同小にあったAED(自動体外式除細動器)を使うなどして応急処置した。運動会には、宗像地区消防本部の救急救命士、権田啓治さん(42)も保護者として参加。3人とともに救助に関わった。

 門脇豊・同本部消防長がこの日、3人に感謝状を贈り、「プロとして当たり前だが、普段の職業意識が迅速、適切な救助に導いた」と述べた。植山さんは「人が倒れるのを目の当たりにし、救助にあたるのは、私たちにとってもめったにないこと。男性が後遺症もなく復帰できて良かった」とふり返った。

おおいた評論:支える人に /大分


来年2月3日の第62回別府大分毎日マラソン大会に向けて、県や大分、別府両市などでつくる大会実行委が1日発足、本格準備が始まった。今回は個人ボランティア応募者が募集開始から5日間で78人と、全部で92人だった今年をしのぐハイペースで集まっている。 .  


救護ボランティアに申し込んだ別府市の看護師の動機はこうだ。

看護師として役に立ちたい。東日本大震災の被災地へも行きたいが、夜勤が多く難しい。容体の急変やAED(自動体外式除細動器)の対応など自分のスキルを無報酬で提供することに意義がある--。  震災をはじめ、夏の九州北部豪雨でも日田、中津、竹田市などの被災地に復興ボランティアが入った。災害だけでなく、誰かの役に立ちたいという思いを表現しやすい時代なのかもしれない。

防災訓練:金ケ瀬中生徒主体で 住民も参加 応急処置、AED実演--大河原 /宮城


大河原町で4日、町の総合防災訓練が開かれ、同町立金ケ瀬中学校(鈴木英典校長、生徒数92人)では、生徒主体の訓練に地域住民ら約550人が参加した。 .  


同校では10年度から学校行事の一環として、生徒自らが災害時に的確な判断で防災・減災行動が取れるように実践的な防災教育を推進。


防災訓練は、学校が地域全体の防災意識向上に貢献する目的で実施している。  


この日は、第2次避難所となった同校体育館で、生徒たちが地域住民や保護者に日ごろ取り組んでいる防災教育体験を披露。防災グッズ、非常食の説明や負傷者の応急処置の仕方、AED(自動体外式除細動器)の実演、炊き出し訓練などを行った。


 東日本大震災では、同校生徒たちは沿岸部の亘理町立吉田中でがれき撤去や泥すくいのボランティア活動に取り組むなど、積極的に支援活動を実施。


阪神大震災の教訓を生かそうと設けられた優れた防災教育を顕彰する「ぼうさい甲子園」(兵庫県、毎日新聞社など主催)では、11年度の「東日本大震災特別賞」を受賞した。

来年2月3日の第62回別府大分毎日マラソン大会事務局はレース前日100人、当日300人のボランティアを募集する。


5~28日で先着順。

15歳以上で中学生の単独参加は不可。交通費、日当は出ないが、大会の帽子、ウインドブレーカー、プログラム、弁当はもらえる。  


前日は別府市のビーコンプラザで選手受け付け、会場案内、参加賞配布▽当日はコース整理、救護、ゴールでの誘導案内。救護係は看護師資格を持つ人、AEDの取り扱いができる人が望ましい。「別大を支える人」として、プログラムに名前が載る。