今日は先日の記事の続編。。。


CPR(心肺蘇生法)を行う際に使用する「感染防止器具」が手元に無い場合、

AEDが設置されている収納ボックスやAEDが入っているキャリングケース内に

一緒に用意されている場合が多いです。

練馬ではたらく社長のアメブロ-AEDキャリングケース

手前のポケットが感染防止器具等の収納スペース


練馬ではたらく社長のアメブロ-AEDキャリングケース

しかし、必ずキャリングケース内に入っているとも言い切れません。


しかも「AED本体」そのものには入ってません。



練馬ではたらく社長のアメブロ-AED本体
見ての通り、「AED本体」そのものには、感染防止器具が入っているスペースは無いのです。

AED本体を開けると、そこには通電パットが収められています。


つまり、AEDを急いで取って来てくれた方が、キャリングケース付きのAEDでは無く、

AED本体だけを持って来た場合には、「感染防止器具」は用意出来ないというケースが発生します。


また、AEDが設置されて収納されている収納BOXの中に

「感染防止器具」が別途収められている場合もあります。

練馬ではたらく社長のアメブロ-AED収納BOX

AED収納BOXは、ロッカーのように開閉できる収納スペースがあったりします。

その中には、「感染防止器具」とCPRを行う際に使用できる数々のアイテムが

一緒に収められていたりします。


例えば、以下のような傷病者のプライバシーを守る為の「救命テント」なんかも

一緒に収められている場合もあります。

練馬ではたらく社長のアメブロ-AED 救命テント

これはCPRを行う際に是非あったほうが良いと思うアイデア商品なので、

ここ最近、AEDの設置場所様へお勧めしている商品です。音譜

この商品についてはまた後日記述しますね。


今日、僕が記述したような内容って、「救急救命講習」等では徹底教育してはくれてないです;;

多くのAED関連のウェブサイトでも、このような注意点などが啓蒙されてないのがほとんどです。

しかしながら、これらの知識は「知ってたほうが良い知識」であることは云うまでもありません。


では、「感染防止器具」ってどのように収められている場合が多いのか?

練馬ではたらく社長のアメブロ-レスキューセット AED

俗に、「レスキューセット」と云われているセットが用意されてたりします。

見ての通り、AED使用時に使用できる様々な用品がセットになってます。


・感染防止器具=「手袋」。傷病者に出血が見られる場合に、血液に触れないために用います。

・感染防止器具=「フェイスシールド」。人工呼吸時に直接口に触れないために使用します。

・タオル。傷病者が濡れていたり、止血にも使用出来ます。

・ガーゼ。止血に使用出来ます。

・カミソリ。傷病者に「胸毛」が多い場合、このカミソリで胸毛を剃って、

 AEDの通電パットが張り付きやすくします。

・ハサミ。傷病者の衣服を迅速に切断するのに使えます。

 衣服を脱がす為に時間を費やさない為です。

 迅速にCPRを開始する為には、衣服を切断するほうが早いです。


こんな感じです。


万一の現場でAEDを取りに行く場合には、これらが収められていれば、

忘れずに一緒に持って来てくれると助かりますよね。


AEDを取りに行っている間も、迅速にCPRを開始したいところです。

先日の記事の通り、出来れば「ファイスシールド」くらいは携帯していたいですね。

練馬ではたらく社長のアメブロ-感染防止器具 フェイスシールド

感染防止器具 フェイスシールド


現場に居合わせた誰かが持ってさえ居れば、自分にCPRを行う自信が無くとも、

自信のある方にフェイスシールドを手渡すことも協力のひとつですビックリマーク


*Written By 広報 宮川