TYSニュースタイム より
まちの魅力を「つまみ食い」です。大学生が山口市内をバスで巡り、地元を学ぶツアーが開かれました。山口大学の吉田キャンパスで、学生が次々とバスに乗り込みます。最初に立ち寄るのは、観光地の一つ、瑠璃光寺ですが、その前に向かった先は「御堀堂」です。山口県の名産の味、蒸したての生ういろうをパクリ。山口市内の名所や史跡を巡り、名物を味わう企画で、その名も「つまみ食いバスツアー」です。山口商工会議所が主催したもので、文化や食など、まちの魅力を知ってもらい、山口市内での就職につなげようという初めての取り組みです。山口大学と県立大学の学生のほか、地元企業の経営者など、25人が参加しました。「山口ふるさと伝承総合センター」では、大内人形をかたどった「大内もなたん」をパクリ。一の坂川では、全国的に有名になった「昭ちゃんコロッケ」を味わい、地元の味を堪能して笑みがこぼれていました。山口大学学生は「こういう機会がないと、山口を回るとか知ろうと思わないので、いい機会になっている」「今、ちょうど就職活動期間なんですけど、山口に就職もいいな、と」と話していました。学生たちは参加した経営者と意見交換するなど、地元への理解を深めていました。