八坂神社のをけら詣り(大晦日の日本を代表する火まつり行事)
八坂神社(やさかじんじゃ)は、京都府京都市東山区祇園町北側にある神社です。
全国にある八坂神社や素戔嗚尊を祭神とする関連神社(約2,300社)の総本社です。通称として祇園さんとも呼ばれる。7月の祇園祭(祇園会)で知られています。
毎年元旦に参拝するのですが、今回年越しの儀式「をけら詣り」をとりあげます。
古式にのっとって火きり臼と火きり杵できりだされた御神火は、大晦日の午後7時、除夜祭斎行ののち、宮司以下祭員によって、境内に吊された灯籠にともされ、人びとの願いを記した「をけら木」とともに、夜を徹して(大晦日午後7時半頃~元旦早朝まで)焚かれます。

移した火を消さないように火縄をくるくると回しながらの「をけら詣り」は京都のお正月を代表する風物詩です。持ち帰った「をけら火」を神棚の灯明に灯したり、雑煮を炊く火種に用いるなどして新年を祝います。燃え残った火縄は「火伏せのお守り」として、台所にお祀りします。
アクセス:D1乗り場から市バス100系統(清水寺祇園・銀閣寺)もしくは、D2乗り場から206系統(東山通・北大路バスターミナル)に乗り、「祇園」で下車、徒歩1分

