こんにちは

朱美です



今回は、8月7日から始まる「申月」のはなしと

それに関連して数字の5のはなしをしたいと思います。



申月(さるのつき 旧暦7月)

開始日立秋から白露の前日まで。


現代の暦でいうと、

2025年 8月7日(木)〜9月6日(土) 


二十四節気の「立秋」から「白露の前日」までに該当し、干支で言うところの「申月」となります。


申は、呻く(うめく)

万物が成熟し、締め付けられて固まってゆくさま。

 


十二消息卦(じゅうにしょうそくか)は、

☰☷「天地否(てんちひ)


⸻🔹卦の構造 • 上卦:☰ 乾(天) • 下卦:☷ 坤(地)天地が上下で交わらない配置であり

「陰陽が通じない」「塞がる」「閉じる」といった意味をもちます。


否(ふさがる) 

天(陽)と地(陰)が背を向けていて、交流が断たれた状態。

物事が停滞しやすい時。 


季節の移行暦上では「秋の始まり(立秋)」だが、気温的には残暑厳しい頃。

外界と内面にズレが生じやすい。


 人間関係・社会性上下の通じ合いがない卦なので、誤解や断絶、意思疎通の難しさなどに表れることも。 


内省・沈静表に出るよりも、むしろ内なる成熟を深めるタイミング。

むやみに動かず、時を待つ知恵が大切。 


季節の流れでの位置づけ(十二消息卦)十二消息卦では、盛夏(陽盛)から秋(陰盛)への移行期にあたり、陽が衰え、陰が台頭し始めるタイミングです。 


「天地否」は、陽(乾)が上がりすぎて、陰(坤)と交わらず、流れが断たれる象徴とも言えます。 


 ⸻🪞内的なメッセージとして捉えると… 

・「流れが止まった」と感じても、それは表面的なことであり、地下では変化が起き始めている時。


 • 外側の世界が「閉ざされている」ように見えるからこそ、内なる扉を開くチャンス。

 • 「否(ふさがる)」は、必ず「泰(とおる)=天地泰」に転じる可能性を含む。陰陽はめぐる。 



申は、金気で第9位

子、丑、寅、卯…からの9番目ということです。

金は、水を生じさせる

これを金生水(きんしょうすい)と云う。


そのことから、

ここで陰陽五行の核心ともいえる生数と成数 について話したいと思います。


生数(せいすう) 

「生成のはじまりの数」

陰陽五行が生じる本源的な数。

いわば、生命の種のような数。 


成数(じょうすう) 

生数から発展して完成・充実した状態を表す数。

形を成す、実を結ぶ数 



五行生数成数 

木      3     8

火      2     7

土      5    10 

金      4      9 

水      1      6 

 ※ これは『説卦伝(せっけでん)』(『易経』の十翼の一つ)に基づく数の理論です。 



水の生数「一」と成数「六」の理

 🌱 水の生数「一」

 • 「一」はすべてのはじまり、根源。

 • 五行において水は、生命の根(ルーツ)

・本源・無形の力とされる。

 • 「一」は形がないが、あらゆるものを生み出す胎蔵のようなもの。

 • 水の「陰の性質」とも結びつき、静かで深い、潜在的な力を象徴。


 🌊 水の成数「六」

 • 成数は完成・発展の数。

 • 水が「六」になることで、流れとなり、外界に作用し始める。

 • 六は陰陽の調和(2×3)ともされ、

「動き出す力」「潜在が顕在化する段階」。

 • また、六は北を表す方位数であり、

水(北方)の完成形を表す数でもある。


 1はじまり、源根源的な水(胎水・精・潜在意識) 

6成熟、発展流動する水(感情・直感・変化のエネルギー)


 • 「水の生数=一」ということは、内なる本質とのつながりに戻ること。

 • 「水の成数=六」は、そこから外界との流れ・循環を再開するタイミング。 


たとえば、天地否の卦が象徴するような「外との断絶」の時期には、この「水の一」に還ることで、静かな内なる源泉とつながり、やがて「六」=流れの再開に至る…そんな数のスピリチュアルな旅としても読み解けます。



・水:1 → 6 内なる源泉(潜在・胎児期)→ 流動と変化(知恵・感情) 

 • 木:3 → 8 芽吹き(発動)→ 成長の拡大(人生の進展)

 • 火:2 → 7 感情・情熱の発火(恋・勢い)→ 完熟(ピーク)

 • 金:4 → 9 収束・決断(刃・精緻)→ 切断・完成(収穫・美しさ)

 • 土:5 → 10 中心・統合(結び)→ 完成と次の始まりへの橋渡し(転換)


 • 1〜10は、陰陽五行が一巡する「完成の型」。

 • それぞれが「生」→「成」を通じて、自らの性質を展開。 

 • そしてまた「1」に還るという、宇宙的リズム。 


新しいことを始める「1(水の生数)」の感覚を大事にする。

静かに内なる声を聴く。 


何かを育てたい時期「3(木の生数)」で勢いを、さらに「8(成数)」で拡大を意識。 


物事を手放す・収穫する「9(金の成数)」で美しく完了させる。


転機や迷いの時「5(土の生数)」で中心に立ち返り「10」で決断・次の流れへ。 


 🔸 成数 - 生数 = 5という 共通の差

ここで気づいた方もいらっしゃると思うが、

成数と生数の差は「5」


この「5」という数の意味

 ✴️ 陰陽五行のは、5。

五行の中心(=土)にあたる数。

 • 東西南北(木火金水)の中心に位置する土、

全体の調和・バランスを担う存在。


 ✴️ 陰陽の交わり 

生数(1〜5)は、陰陽の「始まり」や「種」 

成数(6〜10)は、陰陽の「成就」や「結果」

その差「5」は、始まりと完成をつなぐ道。

生成から成熟までのプロセスの象徴とも言える。


 ✴️ 数秘的にも 「5」は変化・運動・転換点の数。 • 安定していたものが次の段階に進む時に現れる、ブレイクスルーの鍵。 


 ⸻ つまり… 

💧水の「1 → 6」にも🔥 火の「2 → 7」にも 🌳 木の「3 → 8」にも…すべてに通じる、

5という霊的な距離・道」がある。 


それは、単なる数の差ではなく、内なる種が、

外に咲く花へ至るために必要な見えない旅。


「循環」や「巡り」の最小単位としての5の力。 

これは単なる数の話じゃなくて、宇宙のリズムや関係性の原理を指しています。


⸻🌟「5」という数の特異性(神秘性)

 ✴️ 五芒星(ペンタグラム)=5つの点が巡る星 • 5点を一筆書きで結ぶと、対称性と循環性のある形ができる。

 • しかも、行ったり来たりせずに全部の点を1回ずつ通る。

 • これは、「再訪せずに循環する」という意味で、特別な数。 

 → 最もシンプルに“めぐり”を完成させる構造体が「5」なんです。


わかりにくいので、もっというと


A→B→C→D→E→A」理論(巡り) 

 これ、

実は数学でも「巡回置換(じゅんかいちかん)」という概念で説明されています。


5は、最小の“閉じた非反復循環”を作る数のひとつ。 


たとえば

3人:A→B→C→A → 巡るけど、

すぐに戻ってくる。

閉じたが単純すぎて反復が起きやすい。


 5人:A→B→C→D→E→A → 巡りが一巡するまで誰も重複しない。

関係性がひと回りするまで時間がかかる。 

→ これが“真の循環”のはじまり。 



 ⸻💫 五行と五芒星⭐️

相生と相剋の循環 

 東洋でもこの「五の巡り」は、五行の循環として現れています。


5という数は、生命・宇宙・関係性の循環構造の基本単位。 

だからこそ、五芒星・五行・五感・五臓・五徳…いずれも人間と宇宙を結ぶ“神聖な数として現れてくるのです。 


 ⸻🌱5という数

それは、断絶や滞りを越えて、めぐらせる叡智なんだと思います。

しかも、戻らない・重ならない・でもつながっていく。 


「5」は、“自由で調和的な循環”の象徴。 


5のはなしは、尽きないね…


🔸 申(しん)=五行では「金」 

 • 十二支「申」は、金の陽(庚金)に属するとされます。

 • 秋の始まり(立秋)に対応し、成熟・収斂(しゅうれん)の気が強くなってくる頃。

 • 金は「斬る」「収める」「整える」といった性質。 


🔹 十二支の順序では「第9位」

 • 十二支の中で9番目に位置する申は、→ 九数(金の成数)に一致します。


金の完成・ピーク、金気がもっとも高まる支とも言えますね。


金は水を生じる

五行の「相生(そうしょう)」申月に何が起きているか?

 「金気」が高まりつつある → 水を生み出し始める時 


金が成熟(9)し、やがて次の水(10)を生み出すための胎動期。

申月は、「金のピークと水の予兆が共存する月」。  

精神的には?

 • 「感情の収斂」や「思考の整頓」が進み、内面の深みに向かう準備段階。

 • 秋の入り口に立ち、“静”の気が立ち上がり始める。


 ⸻申月は、表に出たエネルギーが静かに内側へ還り始める時期。

 • 水はまだ「見えていない」が、金がそれを準備している。

・申月はある意味で、水(感情・精神性・霊性)の種が蒔かれる時期。 


 ⸻🪞こんな時期に大切なこと

🌀 感情表現よりも、内なる静けさに耳を傾ける✨ 精神情報や人間関係の整理・選別

 🌊 変容潜在的な水のエネルギー(直感・魂)を感じ始める 

📿 行動 あえて「何もしない」ことの強さを受け取る。


ここまで、申月のはなしと「5」という数について語ってきましたが、

季節の変わり目には、やはり内省がとても大切だと感じます。 


最近わたしは、レムリアのワークを受けたのですが、そのレムリアの世界も「5」や五芒星と深く関わっていると聞きました。 


また、オーラソーマ®︎の創始者Vicky Wallさんのソウルボトルも「5番」。


こうして自然と「5」が気になったのも、なにか導きのように感じています。 


そして、水の話もやっぱり好きです。 


故・江本勝さんは「水の結晶は、必ず頂点を6つつくる」と話されていました。 


今回の考察を重ねると、水の生数が「1」で、

成数が「6」ということにも繋がっていきますね。 

とても興味深いことです。 


季節がうつろい始めるこの時期、わたしという「水」もまた、静かにかたちをとり、そっと流れはじめているのかもしれません。 


かたちを変えながら、めぐりながら、やがて本来の「わたし」へと還っていく…。 


申月と「5」は、そんな“静かな変化”を優しく教えてくれているようです。 


──あっ、ちなみに…🐉 パーソナルドラゴン(=一人ひとりにつく個人的な龍)は、

その人の太陽星座のエレメントに対応しているんですって。 

わたしは魚座♓︎なので、水のエレメント。 

つまり、わたしのドラゴンは 水の龍。

🐲🚿

どうりで「水」に惹かれるわけだなぁと思っています。


ではでは

またね

👋


朱美♡