こんばんは
朱美です
1月の末、
仙台で行われたワークショップへ出かけました。
講師である並木良和さんのはなし、
「丑寅の金神(こんじん)、
北東であるこの地(仙台を含めた東北地方)にチャンネルをあわせると
なぜか、
イナンナという音と壺を抱えた土偶、
そして金星を感じる。
さらに『艮』という漢字なんだけど、
だけどほんとは『良』なんです。
女神が封じ込められている。(いまはすでに解放されている)」とのこと。
この話が頭から離れず、それからすこしひとりで探求していました。
シュメール文明の女神、イナンナはメソポタミア神話に登場します。
イナンナの冥界下り
彼女が冥界の門を通るたびに衣服や装飾を剥がされ、最終的に死に至ります。
死んだままでは帰れず、エンキ神の知恵で助けられます。代わりの者(ドゥムジ)を冥界に送ることで帰還します。
すこし補足ですが、このドゥムジという人物は、彼女の夫なの。
帰還してみると、喪服も着ず喪に服さずいる旦那さんに怒りを覚え身代わりにしたの。
世の殿方、奥方を怒らせてはならんのよ〜
イナンナは、のちにセム語で語られると
イシュタルと名を呼びます。
イナンナは、月神から生まれた金星の神でした。
ここで、わたしはギリシア神話のペルセポネ、
日本神話のイザナミの話に似ているなぁと思いました。
これらの神話は、どれも冥界へ行き、
帰還ができなくなります。
それは、死と再生、女性神が関与するという共通点があります。
冥界下りは、イニシエーション(通過儀礼)を経ることで神としての力を得ます。
地下や冥界が、新しい生命が誕生し、再生する場所とみれます。
イナンナは、金星神。
わたしが日々ワークをしている生命の樹で金星は、
男性性の柱、慈悲の柱のネツァックに対応します。
女性性の変容と再生の力、その深いところに男性性の強さもあると思うのです。
金星は、明けの明星、宵の明星と呼ばれます。
陽と陰
易経における艮(ごん)は、
山を象徴し、それは男性を意味します。
艮は、動きのない状態や変化を待つ時を示唆しますが、
同時にその静止や安定が次の動きに向けた力強い準備を意味することもあります。
艮(山)とイナンナの関連
イナンナが冥界に下る話の中でも、彼女が一度静止し、内面での変容を経て、再生を果たすという要素があります。
艮の象徴する「止まる」や「静けさ」という状態が、
イナンナにとっては冥界での「死の状態」や、そこでの内的な成長を意味するかもしれません。
この状態が終わることで、イナンナは再び地上に戻り、新たな力を得るわけです。
さらに、艮は動かずして変化を起こすという意味合いがあるため、イナンナのような神話の中で、彼女が一度止まることで新たな変化を呼び込むという側面ともリンクするかもしれません。
艮と金神
艮の象徴する山、堅固さ
そしてその内側での変化の力が、金神のエネルギーとも深く結びつくと思います。
艮は、良だった
それを耳にしたとき、わたしのなかに一番に浮かんだのは、
ヘブライ語のユッド﹅
ヘブライ語の「ユッド」は、
創造の始まりや神の意志を表すとされています。
小さな点のような形自体が「始まり」や「種」の象徴としても解釈されます。
創造的な力や、神聖な意志の表現
山の深いところに封じ込まれた女神性
それが金星神イナンナ
だとすると、
イナンナの死からの再生は、
まさに「封じ込められた力が解放される」過程にも重なります。
古代の神々やエネルギーが現代に解放されたと考えるとロマンがあります。
いかがでしたか
イナンナに関連するメソポタミア神話、シュメール文明
そして艮、山
陰陽
女性性、男性性
ヘブライ語、ユッド﹅
etc
探求することは、わたしにとって想像と創造です。
あなたのなかに隠された創造性はなんですか?
○ 日常生活での創造性について
1.自己再生と癒し: 過去の傷を癒し、新たな自分に生まれ変わる力。
2.創造的な活動: 新しいアイデアや表現を生み出し、生活を豊かにする力。
3.自己受容とバランス: 自分を受け入れ、内外のバランスを取ることで心身の健康を保つ力。
4.人間関係の変容と再生: 過去の問題を解消し、健全な関係を築く力。
5.直感と柔軟性: 直感を信じ、柔軟に対応して創造的な解決策を見つける力。