こんにちは
朱美です
今回は、旧暦でいうところの
亥の月について話そうと思います。
わたしたちが普段つかっているグレゴリオ暦でいうところの11月7日〜12月6日をいいます。
亥の月は、旧暦で十月
旧暦10月の立冬〜旧暦11月大雪の前日まで。
消息の卦
易(えき)では、一年の推移を陰陽の消長と捉えます。
亥の月に対応する卦は、
「坤為地(こんいち)」です。
陰の極み
この坤為地は、
上下ともに「地」の卦。
「陰」の柔軟と柔和の力が満ちた状態を表しています。
旧暦十月
和名は「神無月」
全国の神々が出雲に集うため、他の地に神がいない月とされています。
地とは、陰
天とは、陽で天=神
「坤為地(こんいち)」は、陽の気がありません
神が無いとみることもできます。
純陰の状態であり、極陰は母、従順、卑戝、狭小、暗所です。
出雲は黄泉の国の入り口とされます。
イザナミは、
時間と空間を象徴する存在
この時期は陰のエネルギーが強まることで、
自然が静かに眠りにつき、
内面に目を向ける季節です。
ちなみに陽の極みは、
「乾為天(けんいてん)」ですが、「天=神」が満ちる状態であり旧暦四月、巳の月です。
また、出雲は大和(奈良)から見て西北に位置します。
極陰の地
陰が極まる地とされる西北に神々が集まることは、出雲が古代より「陰の地」として神聖視されてきた所以でもあります。
神話的には、出雲は死と再生、陰と陽の調和を象徴する地。
こうして神無月には、出雲に神々が集い、陰のエネルギーが深く静かに満ちていきます。
陰陽の視点から、亥の月と神無月に思いを馳せて、自然のエネルギーの流れを感じて見るのも良いかもしれません。
それではまた🖐️
朱美♡
