先日。
先生との面談で、息子の学校へ行った時のこと。
帰りに自販機の前を通った時、
我が息子、大仏氏、10歳、小4がこれを飲みたい、と言った。
「なに・・・これ?日式じゃん?」
※日式とは、日本人が見ると分かる日本のじゃないもの、日本風なもの
しかし息子曰く、みんな飲んでいて、
一回でいいから自分も飲んでみたい、とのことで。
そんなに憧れてるなら(笑)と、小銭入れを渡した。
ガゴン
「・・・黄色くない?」
「黄色い」
「なにこれ・・・」
「オレ、ちゃんと押したよ」
「ママ、上にまだ沢山ある」
「ああ、上の方押せば良かったんだよ」
せっかくのチャンスだったのに、と
悔しそうにしている息子の顔。
「しょうがない。もう1回買っていいよ」
ガゴン
「サイズ、違うけど」
「え〜〜〜なんでだよ〜〜〜
」
「しかもさぁ、値段も違うし」
「8ドル入れたんだから、おつりはいくら?」
「もうやめてよ、こういう時に算数」
「で、間違ってる上にお釣りも出てこないという」
「この自動販売機、頭おかしいの」
「おかしいね。補充する時に、違うジュースを入れちゃうっていうミスはあるかもしれないけど、これはサイズが違うからそういう問題じゃない」
「どういうこと」
「思考回路っていうか、脳がオカシイね、司令室が」
「ねえママ、どうする」
「小銭があったらいいよ」
「・・・ない」
「やだ。要らない飲み物が増えた上に、大きいお金出してまた買うなんて嫌だ」
「えーー僕のせいじゃないのに、このクソバカやろう
」
そこへちょうど、学校の警備スタッフが通りかかった。
「どうかしましたか?」
「あー、、大仏、自分で言いなさいよ」
最初、ココを押したのにこれが出て、
次にココを押したらこれが出た・・・と
一生懸命説明する、大仏氏。
そしたら大変申し訳なかったと言って、
どこかへ電話をかけてくれ、
正解の飲み物を、持ってきてくれた。
「申し訳ありませんでした」
私達は黄色い飲み物を返品し、
学校を後にした。
「良かったね。美味しい」
「めっちゃ美味しい」
しかし、要らない水が1本増えて、
お釣りは、返ってこなかった。
8ー5=3
使徒不明金、3ドル。
香港の自販機に寄付をすることは、たまにある。
ざ、す