先日、息子の靴を新しく入れ替えた。
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右の2足が古い靴、左の2足が新しい靴。
靴はいつも2足同時に買って、
古いのを2足同時に、処分する。
息子は毎日、
寝る前にゴミ捨てに行ってくれるので
処分する靴2足と、別れの儀式をした。
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半脱げのスパイダーマンが、
今まで働いてくれた靴2足に、
別れを告げる。
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袋に入れる。
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半脱げのスパイダーマン、ゴミ捨てはいつもビーサン
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半脱げのスパイダーマン、この日の仕事、終了。
そしてまた、別の日。
息子がゴミ捨てに行ってくれた。
しかしその後すぐに、今度は何やら
自分のbagを持って、再び出ていこうとした。
「何しに行くの?」
「え?」
私はまだ、息子のことなら大抵わかる。
まだ息子は、私に秘密がない。
少しは出てきたけど、
まだ私が見抜ける程度の、秘密。
「何か拾ってくるもの、見つけたんでしょ」
「違うよ」
「じゃあなんでまた行くの?袋持って」
「もーいいから、ママはドンウォーリーだから」
「ウソはつかなくていいよ。拾うって言えばいいじゃない」
「わかったよ」
「何を拾ってきたか、見せるのよ」
息子が、ゴミ部屋から戻ってきた。
「何拾ってきた、見せなさい」
「くぎ」
「何言ってるのこれ、ダイナマイトじゃない」
「ダイナマイト」
「そうよ、ダイナマイト」
「え、ばくはつするの」
「当たり前でしょ」
「こんなものを捨てるなんて・・・」
「これ、ばくはつしたらどうなる」
「マンションごと、吹っ飛ぶわね」
「 」
「早く、早く置いてきなさいそうっとよ」
「ママ、戻してくる」
「そうっとよ」
こうして、
テロを未然に防いだ、私たち。
一件、落着。