今朝、登園前に大仏が描いていった絵↓



じょうずに、なった。


今日初めてここへ来てくれた方の為に、補足します。

ウチの大仏、小さい時から全く、絵を描こうとしない子で、

幼稚園へ上がる前はマルくらいしか、描けなかった。

でもやっぱり園のおかげか、少しずつ描けるようになってきて、

それでもまだまだ、家では描こうともしなかったのよね。

それがそうね年中の途中くらいから、家でもぽつぽつ描くようになってきて、

年長になった今、もう毎日のように描いてるのよ。

ホワイトボードに描くもんだから、写真撮っておかないと消されちゃうんだけど。

これまでは、大仏が絵を描く度に「事件だ!」くらいの勢いで、

記事UPしていたワケなんだけど、

もう最近では、絵を描いたくらいで事件とは、思わなくなってきた。

こんな日がくるなんてね。いつしか期待することもやめていたのに。

自分がショックを受けたくなくて。




今日はね、何が言いたいかっていうと、

子供の能力って、ある時期の一点だけをとらえて計れるものではないのだってこと。

まだまだまだ、成長の過程なんだってこと。

他の子より寝がえりが遅いとか、なかなか歩かないなといって不安になったり、

あの子はすごくお話が上手なのに、ウチの子はまだア―ウ―しか言えないとか、

ウチの子は引っ込み思案で将来が心配とか、手先が不器用でとか、

そういうのってみんな、結局は「他の子に比べるとウチは」ってことに

繋がるんだけど、

それもこれもみ―んな、まだまだ子供たちはこれが完成形なのではないってこと

見落としちゃってるからなんだよね。

私だってそう。絵が描けないことが、残念だった。

運動ができなくてもいいけど、絵が描けないことは、残念だった。

特に、自分が理想としている分野のことが出来てないと、悲しがるのよね。



けどさ、そうなんだ、まだ完成形じゃない。

これから成長していって、「良くも悪くも」どんどん変わっていく。

大仏みたいに、全く絵を描こうとしなかった子が、ものの5歳で、

別人かと思うくらいに描くようになってきた、

これも環境、出会う人によって様々な影響を受け、変化していくことなのよね。

だから、初めての子育てでアタフタしていた少し前の自分に、言いたいよ。

そして、これからの自分にも言おう。


「あのさ。ここで終わりじゃないから。歯なんていつか生えてくるから。大丈夫、そのうち歩くから。え? 大食い? 5歳9カ月現在、胃も壊れてなければむしろ身体は丈夫な方よ。臆病? 怖がり? それだってこれから色んな経験するのよ、絶対いまと同じではないって! 変わるって! オトナになっても1人で暗いところに行けないんだったらちょっと考えたら?」




絵が描けるようになった。

描けるようにはなったけど、もしオトナになってもずっと描けぬままだったとしても

それはそれで、いいのよね。

絵なんて描けなくたって死にゃあしない。

焦ったって、残念がったって、心配したって、しょうがない。




昨日描いていた絵↓



かつての大仏からしたら、考えられないことよ。

でもこれはこれでね、今まで出来なかった「大きなこと」が出来るようになったのに

そんなことすっかり忘れて、当たり前のようになっちゃうんだから。

もっともっと、できなかったことができるようになったこの「大きなこと」に

注目して、大仏にも接してあげなくちゃと思うわ。

あんたはよくやっている。

歩けるようになった、喋れるようになった、絵も描けるようになった、

すごいね。まだ産まれてから5年よ?




↑ あ、ヘリコプターだ!





↑ そこへ気球がやってきた。





↑ 気球から人が飛び降りた。あそうか、ヘリコプターは飛んでなかったのね。






※5歳9カ月