Hip-hop流マウントの取り方 101 | アカデミアからのぞくJ-POP, K-POP, HIP-HOP

アカデミアからのぞくJ-POP, K-POP, HIP-HOP

このブログではアカデミックな立場から(主にアメリカで)どのようにJPOP, KPOP, HIP-HOPが認識・議論されているかを文献なども紹介しながらお話ししていきます。のんびり書いています♪

こんにちは!

 

最近SMスイッチがON

になっていますニヤニヤ

 

NCT127が「Walk」という

6thアルバムをリリースしました。

早速「Walk」を聞いてみました。

曲そのものはhip-hop感が強いので

私の好みです。

もっとゴリゴリにヒップホップ感を出しても

いいかとも思いますが、考えたらK-Popだった笑い泣き

強すぎるとオタクが嫌うかも?

 

今日はWalkのMVとJohnnyとMarkの

ポッドキャスト「I WALK RADIO」を聞いていて

思ったことがあったので書き留めて

おこうと思いました。

 

随分、落ち着きましたね。大人だわ。

Johnnyは典型的なアジアンアメリカンなので

私はとても親しみやすいです。

英語も態度もこっち側の方ですね(笑)

Markはカナダでしたね。

このポッドキャストは結構、英語で話して

くれています。

その中で自分たちが子供の頃に聞いていたhip-hopは

なんだったかを話す場面があり、Johnnyは

「大体ラジオから流れてくるものを聞いていたが、

50centは好きだった」という内容の

ことを言っています。

 

50centと言えば、主に2000年代に

なってから活躍していたラッパーです。

50centは、Golden Ageと言われる

hip-hop音楽が革新的な発展を遂げた

時代(1985年ごろから94年ごろまで)

があるのですが、その後から

活躍し始めました。

つまりコマーシャル寄りです。

ラッパーがお金を持つようになっていった時代。

成金がかなり増えてきました。

hip-hopには夢があると思わせる力を

持っていった時代。

メロディーが入ったり、歌うようなラップが

特徴的です。(Dr. DreやSnoop Dogg、Nate Dogg

ともコラボしていたのでその流れですね。)

eminemに見出されてエミネムの

レコードレーベルからデビューして売れました。

なので、白人ともうまく商売して

メインストリームに上がって行った人です。

ご自分でもおっしゃっています。

(批判もかなりうけていますが)

 

面白いのが、彼がG-Unitというユニットを

作っていて、Stunt 101という

曲を発表しました。これがなんとなく、

NCTのWalkを聞いていて、

ふわっと浮かびました。

 

Stuntというのは、見せびらかすという意味。

NCTのWalkにもそのバイブは感じますね。

hip-hopなんでね。自己顕示欲が

必要です。自分の見せ方は大事。

もちろんNCTのWalkからは前向きさを

感じます。

 

こちらG-Unitの「Stunt 101」

 

どうやってカッコつけるか教えてやろう、

的な曲です笑い泣き 101ですからね。

かなり昔の楽曲ですが、

やっていることは今もこんな感じなので

わかりやすいかと思います。

とにかく、物質主義です。自己顕示欲の塊。

これを見るとNCTの曲が可愛く見える笑い泣き

お金持ちになった証拠としてベントレーやベンツに

乗って札束持って、女の子にモテてキラキラしてる。

ごついゴールドチェーンにメダルぶら下げて。

歯もキラキラ。

これですよ。

成り上がって。お金持ちになったら自慢するんです。

売れたらこうなるんだぜ、うらやましいだろう?

みたいなことをひたすら言っています。

有名にならなければそんな生活できませんからね。

頑張ってきた証拠を全部金目のものにして見せびらかす。

 

50centは商売上手でエンターテイナーです。

色々言われてはいますが、努力家です。

よくテレビ番組でもパフォーマンスとして

分厚い札束持ってきて、それをパンツの後ろの

ポケットに入れてソファに座る時、

「あ〜なんかお尻に違和感あると思ったら〜」

と、言いながら札束をバサっと出すみたいなこと

やっていました(笑)

 

そんな彼は、なんと共和党主催の

Republican National Convention (RNC)

に出席し、パフォーマンスをする

と言われていたのですが、

トランプ前大統領の襲撃事件が

あり、結局出席をしないらしい。

Many men♪披露するのか!?

そのようなX投稿も上がっていて

面白い。笑い泣き 役者だ。

 

 

というわけで、K-Popは見せ方が大事。

K-Popとヒップホップの相性は

いいと思います。

どちらも見た目重視。

 

それではまた。