こんにちは。

 

本日は、

 

 

 「数字」に取り憑かれたK-Pop

こちらから引用下差し

 

 

数値化できないものを数値化する:数字に取り憑かれたK-Popが

業界を殺しつつある

 

そういえば、去年の三月、HYBEのチェアー、バン・シヒョク氏は

「K-Popは危機の真っ只中にある」ということを

おっしゃっていて、その理由が決してBTSの活動休止だけではない

ような発言でした。

確か私もそれについて触れていました。

 

内紛の問題がすでにあったのかもしれません。

 

今回取り上げた記事には、このHYBEのバン・シヒョク氏と

ADORのミン・ヒジンのケンカで、これまで見落とされていた

K-Pop業界の問題が浮き彫りになってきた、と言われています。

 

「これまで見落とされてきた・・・」ということは、

本来その問題はすでに内在していたものであり、

K-Popがどんどん成長していく中で、表面化していない

だけだったと言えます。修復もできないような

深刻な問題に誰も触れようとしなかった。

 

さて、私のブログでもこの問題は何度か

取り上げています。

なので・・・そんなに目新しい問題というわけでも

ないのですが、書かれていることを元に

まとめてみたいと思います。

ここでは以下の二つに絞ってお話しします。

 

  1. 文化的現象を表すもの
  2. K-Pop業界でいう「成功」の定義

 

 

K-Pop業界の「文化的現象」の物差し=数字

 

K-Popの成長に関わる事項です。

「K-Popってどんだけすごいの?」

ということですが、BTSでピークを迎えて、

ビートルズに並ぶほどの「文化的現象」だとも

説明されているのですが、結局のところ、

音楽ジャンルでありながらビジュアル・パフォーマンス

とても重要なジャンルです。

ビートルズは確かにちょっとアイドルに

寄せましたが基本的にバンドです。

音楽ありきです。

 

しかし、K-Popは、

音楽そのものよりも

スタイリング重視。

スタイリング重視であるため、

見た目重視による似たようなグループを量産。

目に見えるもので勝負。そこに「数」も含まれます。

量産する理由とは、「数字」が目標となってしまっている

ということです。

 

「数字」が出るもの全てです。

アルバムの売り上げ 右差し何枚売れたか

コンサートのサイズ 右差し何人動員したか。コンサートでいくら稼いだか。

グッズ販売 右差しファンダムから確実に集金(売上高)

 

量産してビルボードのチャート何位になった、とか

売り上げいくらだった、

何万人規模のコンサートをした

 

いやいや、音楽どこいったん?

ここですね。K-Pop=ビジネスモデル

音楽は欧米のPop, hip-hop、R&Bという

すでに人気のあるものから拝借なので

キャッチーなんですが、独創性に欠ける。

なので、独創性をビジュアルでカバー。

MVでドラマ仕立てにしたり、

ダンスコレオを激しくしたり、

髪色をコロコロ変えたりと、やっぱり

どうしても見た目重視になってしまうということです。

 

専門家はこのK-Popの「数字」に取り憑かれた

商売の姿勢が業界そのものを腐らせていると

言っています。

 

数字ばかりを追って、

気づいたら、

音楽ジャンルがしっかりと確立されていない。

ここ最近、HYBEはアメリカの大物アーティストと

コラボをよくしていました。

が、ちょっとしすぎかな?という印象はあります。

たまにやるから特別感が出るのに、

こうも次から次へとコラボの嵐だと、

大物に頼らないと売れないの?

という疑問がシンプルに湧きますからね。

 

このような事態になっていますね。

 

 

K-Pop業界でいう「成功」の定義

 

それはズバリ、

 

お金持ちになることニヤニヤ

 

シンプルにこれに尽きます。

 

お金持ちになるには会社を

大きくしなければならない。

拡大だ〜!

拡大しまくって稼ごう。

 

こうして、HYBEが採用したのが

「マルチレーベルシステム」でした。

以下がHYBE傘下のレーベルです。

 

これが、しっかり足場を固めていないと

グラグラした基礎に高層ビルを建てるような

ことになってしまいます。

 

今回、システムそのものが問題なのではなく、

HYBEが急いでしまい中身がしっかりまとまって

いなかったことが問題とされています。

 

このマルチレーベルアプローチはいわゆる4大事務所

(SM、YG、JYP、HYBE)の中でHYBEだけが

行っているシステムです。

今回のHYBE内での問題は、完全にHYBE傘下のレーベルは

横のつながりがなく、協力的ではなかった。

横のつながりがないからHYBE傘下ではあるものの、

各々のレーベルが他を寄せ付けないということに

なってしまい、結局独立したレーベルのような

形になっていたのでしょう。

だから、Belift LabがADORのグループを「コピーした」

というレーベル間での摩擦も出てくる。

これはつまりHYBEがしっかりと統率していないという

ことの表れだとも言えます。会社が拡大したはいいけれど、

中身がバラバラ。

HYBEが法的な権利は握っていて、なかなか独立

したくても自由がきかないということになる。

 

マルチレーベルシステムは、各レーベル会社の

ブランドを強化していく目的がありますが、HYBEは

11ものレーベルを抱えているが、それらは全て

K-Popという一つのジャンルのみ。

確かに、レーベル数は多いけれど結局

同じようなことをしているわけですね。

それで、誰が真似したとかしないとか内輪揉め。

なんか救いようがないですよね・・・

K-Pop一本集中型でBTSを生み出し、

BTS級のグループをどんどん量産すれば

お金になるから。

なぜならそれが「金儲け」の手段。

 

 

お金持ちバンザイでした。

 

で、ここに辿り着きます・・・。

K-Popとは、人間の強欲の象徴。

 

これが人間。人間なので欲に

負けるんです・・・。

 

音楽とは何か?

から始めた方が良さそうです。

滝汗

 

それではまた。