本日は、BTS ジミンさんの

新曲について。

 

 

 Jimin "Closer than this"

 

BTSのソロ活動で、私が

一番好きなスタイルと音楽は

SUGAなのですが、

ジミンさんの歌声は好きです。

 

Jiminさんが入隊後に

新曲発表されました。

 

私がアメリカで日本語を

教えていく上で一番大切にしていることは

自分は何者か、自分のアイデンティティーを

確認する、ということです。

自分を知った上で「違い」を受け入れる。

優劣をつけないこと。

つまり、私の学生(アメリカ生まれの

アメリカ人)が、外国語(日本語)を

勉強する時に、日本語だけではなく

英語と自分の文化をよりよく知る機会を

与えるようにしています。

 

 

このところ、BTSは世界中に

強力なファンダムが出来上がったことも

あり(そしてHYBEの戦略もあって)

自分のアイデンティティーをどんどん

抑える方向に傾いていたと思います。

その頂点がジョングクさんのアルバムでした。

アメリカ覇権を強く感じました。

いいか悪いかは置いといて。

 

なので、ジミンさんはこの新曲で

何を伝えたいのかということに

とても興味がありました。

 

ファンに向けたメッセージということで、

歌詞を考えている姿や過去の映像なんかも

出てきたりしていい感じです。

 

また心配していた歌詞も全部英語では

なかったのでホッとしました。

オフィシャルMVの「ジミン」がハングル表記

なのもいい。

全部英語だと嘘くさく感じますから。

ジミンさんの言葉で言いたいことを

伝えた方が韓国語でも通じます。

世界中をツアーしていたBTSなので

韓国以外のファンも意識して

多少の英語は含まれていても

おかしくないとは思いましたが

この程度なら大丈夫・・・なのかな。

なんか、ちょっと中途半端だけど。

というのも、なんとなく言語に関しては躊躇

しているようにも受け取れます。

 

そして・・・「アメリカ大好き」は隠せない。

HYBEはここでもアメリカ好きをしっかり

表してくれました。

MVでジミンさんが歩いている

街並みはどう見てもニューヨークの

ブルックリンです。

いいんですけどね・・・。

私もブルックリンは好きなので。

もうアメリカにわかりやすく

屈服している韓国という

国もちらつきました。

アメリカ覇権をここでも強く

感じます。

アメリカ覇権の何が問題なのかというと

結局自分の文化を下げているということに

なるんです。アメリカ上げの結果。この

文化に優劣をつけていることが問題なのです。

文化に本来優劣はつけられないものなのです。

謙虚な態度のようで、そうではない。

物事を偏見で見ている、ということになって

しまいます。気をつけたいところです。

 

アメリカの裏通りよりも、ソウルの裏通り

というか、そういう自分たちの

原点に戻ってほしかった。そういうところを

歩いて欲しかったな、とも思ったり。

ファンは海外の方が多いから

海外の方がいいんでしょうけど。

アメリカのテレビ番組にもよく

出ていましたし。いつもお世話になってます、的な。

その部分での中途半端さは感じます。

結局どうしたいの?と。揺れ動いていますね。

 

揺れ動いているのも魅力。

ジミンさんの髪の色と街に描かれた

グラフィティがマッチして

よかったです。

 

 

ではまた次回。