盲目の少女と母親という小さな家族の幸せの描写は、

冒頭僅かなところで、

すでに娘に睡眠導入剤を常用させる描写で破綻のはじまりが。

四半世紀を隠されて生活しその後半は健康な暮らしとは程遠いものであった。

東北大震災の大きな揺れで、暮らし方は大きく変わる。
夢の中の母親と決別し家の外へと逃れた彼女は近所の女性に助けられ、

病院、児童相談所へ。

そこで初めて、体の洗い方など生きる上での最初の知恵を授けられ、

歯を治療し、点字を学び、小学程度の知識を与えられる。

 

 

主人公のすごいところは、一度も「死にたい」と思ったことがないことだ。

 

1、芝村凉也は、実に面白かった。

2、「拙者、妹が〜」は大円団の完結。

3、1万石の小さな藩の娘婿となった男の貧乏な藩ならではの苦労。

4、佐伯泰英の新作シリーズ2巻目、話が面白くなってきた。

5、そして、大長編シリーズの「青柳剣一郎のシリーズ」最新刊、

 今回は、火付盗賊改の長からの影御用。

 配下のものが押し込み盗賊と結託しているのでは?との事件。

 相変わらず、面白く堪能!