この作家さんの特徴は

いずれのシリーズも、面白いのは当然だが

物語に、生きて行く中で大事な物事への向き合い方

人と人との間に起きた問題も

諦めずに、どうやったらより明るい未来に繋がるかを

丁寧に探り、時に策を練って切り拓く、

そんなくだりが必ず含まれて居るという点。

 

このシリーズは、それを主人公夫婦が

飄々と肩の力を抜いておこなっているから

サラリと過ぎてしまいがちだが

現代にも通じるテーマが常にある。

 

今回は、信吾に起きたことと酷似する体験をした

女性の悩み事。

将棋の会所に通ってくるお客様の悩み2種。